こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]月桂冠> 先輩魔女さん(魔女の宅急便)

月桂冠 にごり酒

月桂冠

個人的に開催中のにごり酒祭り第4弾。爽やかさや甘さを見せつつ、人生のほろ苦さも感じるにごり酒でした。

香りは、醪の良い香りとアルコール感が混ざっています。度数10~11%の低アルだけど、なかなかお酒感がありますね。

口に含むと、まずは甘さと爽やかな酸味。他のにごり酒よりも酸味がはっきりしていますね。その後は、甘味と酸味は残しつつ、粉っぽい澱と、意外に存在感のある苦味。後味には酸味と少しの苦味と澱の固形感が残ります。

同じ月桂冠ですが、THE SHOTの白とはちょっと違う感じがしますね。こちらの方が度数低いのにアルコール感があるような気がします。粉っぽい感じは似てるかな。月桂冠の技術である融米造りと関係あったりするのでしょうか?

ジブリで例えると「魔女の宅急便」の先輩魔女さん。出発の夜に会う、占いが得意な美人さんです。ちょっと補足ですが、あの魔女さん、パッと見の印象とは違って苦労人です。先輩魔女さんが下りていった「大きくはないけどまあまあ」な街は、ネオンが煌々と輝く歓楽街。そんなところで13,4歳の女の子がひとりで生きていくんですから、そりゃいろいろ嫌なこともあったでしょう。恋占いだって、お店の女の人とその客というカップルも多いでしょうしねえ。それでも今夜旅立った後輩の前では強がっちゃうんです。きれいで甘いんだけど、そんな一片の苦味も感じられて、応援したくなります。

満足度:★★★★

ちなみに僕のジブリ作品の見方は、岡田斗司夫さんの影響をかなり受けています。魔女の宅急便についての考察はこちら。

www.youtube.com

先輩魔女さんの考察は、6:00あたりからです。この動画、いつもながら目から鱗がボロボロはがれました。普通に見てても全然気付かなかったのに、言われてみればその通りな解説が目白押しです。

 

月桂冠

 

 

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