【光栄菊 SNOW CRESCENT】
菊鷹・光栄菊飲み比べ第3弾。初めての光栄菊です。
光栄菊、今年に入ってからSNS上ではやたらと見かけてたんですが、僕の前には全く現れなかったんです。そりゃもうステルス機能でもついてるのかってくらいさっぱり。やっと出会えました。
こちらも濁り。固形分が大きくて、かなり白いです。3本の中では最も透明度が低いですね。おちょこの蛇の目がほとんど見えません。やっぱり蛇の目猪口は差がわかりやすくて良いですね。
味わいは、やっぱり菊鷹に似ています。甘味と酸味がかわいいお酒。
3本を比べると、これが一番爽やかでかわいいです。乳酸の酸味の方がお米の甘味よりはっきりしています。
そしてアルコールはほとんど感じません。まあ、菊鷹が17度と16度で、これは13度ですからね。でも、薄味にはならずに、酸味甘味はくっきり。
ジブリで例えると「となりのトトロ」の小トトロ。ステルス機能のついた半透明な白いヤツです。そしてやっぱりかわいい。
満足度:★★★★☆
ご存じの方も多いと思いますが、光栄菊は2019年にできたばかりのお蔵さんです。初出荷は2019年12月なので、まだ1年たっていません。それなのに、SAKETIMEの日本酒ランキング2020では5位に入る大躍進。とんでもないです。しかも、社長は脱サラした元テレビマンで、日本酒業界にいた人じゃないという。その躍進の秘密が、杜氏の山本克明さん。まだ40代の若い杜氏さんですが、その方が作っていたのが菊鷹だったんです。そのあたりの事情は、SAKETIMESの記事に載っていて、めちゃくちゃ面白かったです。
関連記事: