【大嶺 Ohmine Cup】(おおみね カップ)
味わいの 変化が楽しい カップ酒
こないだ愛山が美味しかった大嶺3粒、今回はカップ酒です。僕が知る限り最もおしゃれなカップ酒。存在は知ってたんですが、関西じゃなかなか手に入らないだろうなと諦めてました。こういうの見つけるとテンション上がりますよね。
この日は映画を観に、大阪・難波に出てたんです。シンエヴァの3回目。で、映画館に行こうとしたら、でかでかと「日本酒」って書いた看板に目が留まりました。映画館のとなりにある家電量販店・EDIONです。ここ、酒屋さんも入ってたんですね。気になったから行ってみたら、このお酒を見付けました。他にもなかなか素晴らしい品揃え。良いお店を見つけました。
さて、映画終わって帰宅して、しっかり冷やしていただきます。
色は結構黄色いですね。2021年5月製造だから、まだ新しいのに。
香りは、ほんのり乳酸と、わずかに水飴の甘さ。美味しそうです。
口当たりは薄酸するっと。でもお酒が口から喉へ移動する間に変化します。フルーティーな甘味がぶわっと現れ、奥から旨味がじわっと出てきて、飲みこんだら苦味に変化し、含み香がふわっと飛んでいく。そして爽やかきれいに切れます。味わいの変化がとても面白くて美味しい!
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のキキ。作品を通じて、とても成長しています。
最初は爽やかだけど、まだちょっと甘えがあります。でもそこから、いろんな人に出会い、苦い経験もあり、最初よりずっと上手に飛べるようになる。そして爽やかエンディング。
このラストシーン、コリコの街の人達って最初はみんなよそよそしかったんだけど、キキが活躍したから受け入れられたようにも見えます。でもそうじゃないんですよね。街の人は実は何も変わってない。変わったのはキキの方なんです。キキが成長したから、人の優しさに気付けるようになった。魔女の宅急便はそういう見方もできる作品です。
満足度:★★★★
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