こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]土佐菊水 > サツキ(となりのトトロ)

土佐とさ菊水きくすい 純米吟醸

柔らかく きれいな酸味の 軽快酒

土佐菊水

土佐菊水

1合瓶の「蔵べる」シリーズ9本目。このシリーズ、なんとなく特徴が見えてきました。常温で置かれることを前提にしているので、火入れは当然。味わいもフルーティーモダンよりはクラシカルレトロな方が多い感じですね。そして、ライトなユーザーにも好まれやすいようになのか、アルコール度数は全体的に低めです。
正直、僕の好みど真ん中ではない。それならいっそのこと、普段はあんまり飲まない辛口食中酒に手を広げてみようかと思ったんです。それで買ってきたのが今回の土佐菊水。飲んだことない銘柄だけど、辛口と言えば高知県ですしね。
菊水ですが、ふなぐちで有名な新潟の菊水酒造さんではなく、高知県の菊水酒造さんのお酒です。

実は、飲む前にひと苦労。スクリューキャップのネジがバカになってて、回しても回しても開きません。しょうがないから、ニッパーでキャップの下の方を切って、無理矢理開けました。瓶とキャップの供給は三菱食品さんかな。気をつけて~。

気を取り直して飲んでいきます。

香りはきれいな乳酸の酸味と、わずかにきれいなアルコール。アルコールはくっきりなんだけど嫌じゃない。ほんとかすかにマスカットもいるかな。冷えてきたらアルコール感は消えました。

口に含むと、優しい酸味がするーっと流れます。甘味は最初にほんのりだけ。
この酸味、仙禽さんみたいなモダンな酸味じゃない。でも、レトロな酸味でもない。優しさのある爽やかさ。フルーティーさもほんの少し含みつつ乳酸中心で、柔らかい。素敵です!
そして中盤から控えめな旨味苦味がじわり。
美味しい!
何度か書いてますが、僕は酸味中心のお酒って苦手なんです。でもこれは好き!

温度は、例によって常温から始めて、冷凍庫でキンキンまで冷やしながらちびちび。一番好きなのは、花冷え(10℃)かもう少し上くらい。
燗には向かなそうなので今回はしませんでした。というより、できなかった。美味しくて、いつの間にかするするっとなくなっちゃったんです。
美味しかった~。

スペックは、
精米歩合:60%
アルコール度数:14~15% ・・・ ちょっと低め。軽快さがあって良いです。
日本酒度:+4 ・・・ ちょい辛口
酸度:1.5 ・・・ 普通くらい
アミノ酸度:1.4 ・・・ 普通くらい

ジブリで例えると「となりのトトロ」のサツキ。でも映画に出てきたサツキじゃなくて、18歳になったらこうなるだろうなというイメージ。爽やかさと元気さは残したまま、きれいに成長しています。

満足度:★★★★

土佐菊水

 

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