【北安大國 純米無濾過生原酒】
ほの甘で 苦旨ぐぐん 食中酒
はじめましてのお酒、長野・北安醸造の北安大國さんです。大正12年創業。ということは、1923年だから、来年100周年なんですね。元々は大國正宗という銘柄を造られていたのが、後に北安大國に改名されたんだそうです。まあ、大國正宗じゃ、兵庫・灘の大黒正宗さんとごっちゃになってややこしいですしね。
香りは、穏やかかすかにお米の甘さとアルコール感。
口当たりは、とろりほの米旨苦。そこから苦味がぐぐん! 旨味甘味もふくらみます。
これは、ちょっと温めてみたい。燗にしても美味しそうですが、ひとまずは酒器を手で包んで温めます。そしたら香りが少し開いて、口当たりとろん。丸みが出てきました。
単体で飲むお酒じゃありませんね。で、アテに、和豚ロースの味噌漬け焼きを注文しました。これがもう大正解。お肉の旨味と脂をお酒がほわっと包んで、お互いを引き立ててくれます。信州味噌に青唐辛子と柚子を合わせた「とっから味噌」も素晴らしいアクセントになってます。うっま!
スペックは、
造り:純米 無濾過生原酒
原料米:長野県産 ひとごこち
精米歩合:59%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:マイナス9 ・・・ 甘っ! マジ!? 甘味はあるけど、そんなに突出した感じはしません
酸度:1.9 ・・・ 高い
アミノ酸度:1.5 ・・・ 普通
酵母:協会701号
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のミト。一人で主役を張るタイプじゃないけど、名脇役です。腐海のほとりに住む苦味がしっかり。でも姫様にはちょっと甘いです。
満足度:★★★☆
ナウシカのミトじい(40)より年上です pic.twitter.com/fmFvKfZvLU
— 秦 千香子 (@hatachikako) 2022年5月5日
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