こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]而今 > 小野寺さん(コクリコ坂から)

而今じこん 純米吟醸 酒未来 無濾過生】

上質な しっかり旨味と ほわ香り

而今

而今
而今

 

あべ→十四代ときて、お次は而今。贅沢な日ですねえ。幸せ。
而今は、三重県名張市・木屋正(きやしょう)酒造さんのお酒。日本酒ランキングでは常に上位に入っている素晴らしいお酒です。而今という言葉は、「過去にも囚われず 未来にも囚われず、今をただ精一杯生きる」という意味があるんだそう。カッコいい!

しかも今回の原料米は酒未来。先日亡くなられた十四代・高木酒造の先代蔵元・高木辰五郎氏が開発されたお米です。だから、お米も十四代つながりですね。
去年もめちゃくちゃ美味しかったお酒ですので、今回も楽しみ♪
さあ、飲んでいきましょう。

香りは穏やかなお米の旨さ。とても穏やかなんだけど、上質なのが伝わってきます。

口に含むと、しっかり旨味と、その後ろに優しい甘味。そして含み香が甘旨アルほわわん。もう美味しいとしか思えない。いいお酒だなあ。豊かできれいで深みもあります。


アテは、茹でエビの酢味噌サラダ。エビの旨味とお酒の旨味が重なって、たまらん!

スペックは、
造り:純米吟醸 無濾過生酒
原料米:山形県産 酒未来
精米歩合:50%
アルコール度数:16.5% ・・・ 高め
日本酒度:±0 ・・・ 普通
酸度:1.6 ・・・ ちょい高め

ジブリで例えると、去年と同じ「コクリコ坂から」の小野寺さん。海ちゃんと風間君のお父さんの親友で、外航船の船長。人生経験を積んだからこそ醸し出される優しさと深さが素敵なおじさまです。おじさまなのに爽やか。
2人と別れた夜、お酒を片手にひとり物思いにふける小野寺さん。亡き親友の子ども達に会えた喜びの余韻を、じんわりかみしめます。そこには、失った親友を想う一抹の苦みも混ざってるけど、それも既に美しい想い出の中。心にあたたかいものを抱きながら、また日本を離れていきます。
と、もちろんそんなシーンは無くて、僕の妄想です。でも、きっとそうなるはず!

満足度:★★★★☆

而今

而今

 

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