【高砂 純米大吟醸 雄町】
青バナナ 鮮烈蜜アル 香りぶおん!


はじめましてのお酒、静岡県富士宮市・富士高砂酒造さんの高砂です。「而今」の木屋正酒造さんの別ブランド「高砂」とは別のもの。そちらも飲んでみたいんですが、静岡の高砂さんも美味しいという噂をよく耳にしていたので、気になってたんですよね。近所の酒屋さんに置いてたの見つけて買ってきました。純米大吟醸なのに税抜1380円!安っ!!
さっそく飲んでいきましょう。
香りは、蜜アルほわん。はい、美味しいの確定! 蜂蜜の甘さとアルコール感が中心で、かすかにバナナ感もあります。
口当たりは、するりと入ってくるけど、一瞬後に甘味がぼわんっ!青いバナナのような酸味を伴った鮮烈な甘味が一気に広がります。うっま!!!
そして、いつもより早い段階から、蜜甘アルコールの含み香がぶおんっ!と鼻の奥をくすぐります。
最後は甘旨たっぷりな余韻を残しつつ、甘アルの返り香もたっぷり。こんなにたっぷりな味わいなのに、雑味はほとんどないんですよね。苦味はアルコール由来のものがあるけど、それも心地よい。
後で詳しいスペックは書きますが、これ、日本酒度は+6とのこと。マジで!? 数値上は辛口だけど、かなりしっかりした甘さを感じます。アルコール度数16%というのも信じられない。しっかりアルコールで、17%か18%はありそうな勢い。面白っ!
今回は、酒器も特別。倉敷ガラスの作家・小谷栄次さんのぐい呑みです。深い青がとても素敵。こちら、いつものお店のお姉さんから、誕生日プレゼントにいただいたものです。
実は先日、このお店で飲んでたら、偶然となりの席にいらっしゃったのが、近所で個展をされていた小谷さん本人。そこで見せていただいた作品がとても素敵で盛り上がっていたことから、プレゼントにいただきました。ありがとうございます。めっちゃ嬉しい。
そしてこのグラスが、高砂さんにもぴったり。高砂さんは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2022」で金賞を受賞したとのことです。たしかにワイングラスでも美味しそう。でも。アルコール感がしっかりしているので、ワイングラスよりも今回のようなぐい呑みの方がもっと合ってそうです。幸せ~。
けっこう長い期間ちびちびと楽しんだんですが、いちばん相性良かったアテは、「失敗しないピーマンのオイスターソース炒め」。とある配信者さんが「ピーマンのオイスターソース炒めの作り方教えてください」って言ってたのを真に受けて開発したレシピです。料理初心者さんが失敗しそうなポイントをできるだけ回避して作ってみたら、普通に美味しい料理ができあがりました。オイスターソースの旨味とお酒の相性がばっちり!
スペックは、
造り:純米大吟醸
原料米:岡山県産 雄町
精米歩合:50%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:±6 ・・・ 辛口?
酸度:1.3 ・・・ 低め
アミノ酸度:1.2 ・・・ 低め
酵母:静岡酵母
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」の原作版から、子守唄を歌うクシャナ。苛烈で非常な指揮官だけど、一瞬見せる優しさと甘さがとても魅力的です。
満足度:★★★★☆
母から聴いていた子守唄を口遊むクシャナ殿下
— * ੈ💊‧₊˚ (@drops_bkr) 2019年1月4日
壮絶な場面との対比が強烈でした pic.twitter.com/0nJODZGQ0V
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