【甲子 純米吟醸 ロードスター】
ジューシーな 酸甘バナナ すっきりと
さっきも完熟林檎を飲んだ甲子さん。お店を変えた2軒目に、また別のお酒があったので注文してみました。甲子の名前の由来や雑学などは前の記事でたっぷり話しているので、良かったらご覧ください。
こちらのお酒は、杜氏の川口幸一さんが甲子の新たな道を模索する、試験醸造酒の第2弾。「ロードスター」とは北極星のことで、川口杜氏がこれからの甲子の目指す先の道標となるお酒だそうです。
「ロードスター」で検索すると、当然のように車ばかりヒットするんですが、そもそもスペルが違います。車のロードスターはroadsterだけど、こちらはlodestar。
北極星って、昔からとても大事にされていた星だから、たくさんの異名があるんですよね。英語では、Polaris・the polar star・the Polestar・the North Star・the lodestar・normothermia Star・ship-star・guiding star・the Niqirtsuituqなど。日本語でも、北極星・北辰・一つ星・灯台星・方角星・北星・芯星・太一星・妙見・子の星など。おっ!子の星というのは甲子に通じるところがありますね。お酒に戻りましょう。
香りは、ほのバナナ。
口当たりは、ほのピリほの酸甘。青さの残る爽やかなバナナの酸味甘味と、お米のほの旨さがぽわん。ほのぼのうまああーーー。
ジューシーだけど甘すぎず、すっきりきれいで、ちょうど良い感じ。後味は旨味がじんわり残って、ふわんと消えます。
スペックは、
造り:純米吟醸 原酒
原料米:麹米/山田錦、掛米/五百万石
精米歩合:麹米50%、掛米58%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:-7 ・・・ 甘い
酸度:1.8 ・・・ 高い
アミノ酸度:1.4 ・・・ 普通
酵母:協会1001号
意外に濃醇甘口な数値ですね。これは、温度が上がったり、開栓からちょっと時間が経ったりすると、もっと甘くなるのかもしれません。でも、雪冷え(5℃)くらいがちょうどいい。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のウルスラ。森の小屋に住んでる絵描きさんです。フレッシュで、とても素敵な絵を描きます。でもまだいろいろ試行錯誤してる最中っぽい。あんまり甘すぎず、さっぱりした性格なのも良いですね。
満足度:★★★★
魔女の宅急便でキキが落ち込んでいるのを察したウルスラが、私の小屋にお泊まりにおいでよ。と、二人で小屋の中で布団に包まりながら語り合うの こういう時間が大人になってからすごく染みる pic.twitter.com/eXvIsK1jXY
— I (@Isogoood) 2022年3月14日
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