こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]防長鶴 > 耕一(崖の上のポニョ)

防長鶴ぼうちょうつる 純米 ひやおろし

じんわりと きれいな旨酸 ひやおろし

防長鶴

防長鶴

はじめましての防長鶴さん。山口県周南市・山縣本店さんのお酒です。
うーん、山縣?、、山縣! 記憶にあると思ったら、前にその名も「山縣」というお酒を飲みました。超辛口高アルコールのお酒だった。山口で山縣と言えば、山県有朋公が連想されますね。松下村塾出身で奇兵隊で活躍し、維新後は第3代・第9代の内閣総理大臣を務めた偉人。お蔵さんと関係があるかは不明ですが、蔵元の苗字も山縣さん。やっぱり山口県に多いそう苗字みたいです。ちなみに、山縣本家さんは「松陰」というお酒も造られています。

さて、防長鶴さんに戻ります。防長鶴の名前の由来は、山口の旧国名周防すおう国」と「長門ながと国」の総称の「防長ぼうちょう」。 そして蔵の近くにナベヅルが飛来していたことだそう。1875年・明治8年の創業時から使っている銘柄名だとか。

ラベルのお化けがかわいいですね。ハロウィンラベルはいろいろあるけど、その中でもこのデザイン好き。
ただ不思議なことに、このお酒、検索しても全然情報が出てこないんです。生産数がかなり少ないのかな? そう考えると、ラベルの内容量の部分までシールになってる理由も納得です。シールも使いまわす前提なのかも。印刷物って300枚刷っても600枚刷っても値段はほとんど同じだったりしますからね。こちらのお店、いつもながらよくこんなレアなお酒を仕入れるなあ。

まあともかく、飲んでいきましょう。

香りは、おだやか乳酸。
口当たりは、ほんわり酸旨。そこから酸旨がさらにふわっとふくらみ、奥の方にひかえめな甘味がほわん。
常温くらいになると、旨酸苦がじわじわ良い感じ。これは、食事に合わせたい旨酸ひやおろしですね。

アテは引き続き、きゅうりの古漬け。これがまたよく合います。酸がうまく打ち消し合って、甘味がふわん。

ジブリで例えると「崖の上のポニョ」の耕一。主人公・宗介のお父さんです。貨物船の船長をしている海の男。爽やかなおっさんです。30歳だからおっさんっていうのはかわいそうな気もしますけどね。声優は長嶋一茂さん。本人のイメージが良く出ています。

満足度:★★★★

防長鶴

防長鶴
防長鶴

 

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