【高砂 松喰鶴 純米大吟醸】
旨ふおお 而今の蔵の 食中酒
こちら、お店のお姉さんから、LINEで入荷を教えてもらってた、本日お目当てのお酒です。はじめましての高砂さん。前に飲んだ静岡・富士高砂酒造の高砂さんとは別物で、ひとつ前に投稿した而今さんを醸す、三重県名張市・木屋正酒造の高砂さんです。
木屋正酒造の高砂さんは、2017年に誕生した比較的新しい銘柄。而今とは造りを変えて、食中酒をコンセプトとしています。
実は木屋正酒造さん、而今が生まれる前にも高砂という銘柄を造っていました。ただ当時、高砂という銘柄や蔵元は日本各地にあって、ややこしいからお蔵さん独自の確固としたブランドとして而今を作ったんだそうです。この高砂さんは、昔の銘柄の復活版ですね。
今回は、高砂さん2本の飲み比べ。まずは、高砂の中の上位ランクの純米大吟醸。値段も四合瓶720mlで税抜3000円と、ちょっとお高めです。而今のお蔵さんの食中酒の上位ランクですからね。
ちなみに、商品名の松喰鶴とは、松の小枝をクチバシにくわえた鶴の模様のこと。松も鶴も、いずれも延命長寿の瑞木・瑞鳥で、これを組み合わせて二重にめでたい模様なんだそうです。
めっちゃ楽しみにしてたお酒です。さあ、飲んでいきましょう。
香りは、お米の旨味がふおんっ。甘さもフルーティーさも感じないけど、上質なのは伝わってきます。
口当たりは、微ピリと、やさしい旨とろん。上品ですねえ。っと思ったら、ここから旨味がふおおおーー! 口いっぱいに広がって、アル旨の含み香が鼻からふわり。この含み香、めっちゃ良いです。
而今のようなフルーティーさは全くなくて、とても上質な、しっかり旨ドライ。高級感があります。
スペックは、
造り:純米大吟醸
原料米:三重県名張産 山田錦
精米歩合:45%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のクシャナ。映画版前半の、冷徹で容赦ない指揮官のクシャナです。甘い顔は一切見せません。
お! ちょっと確認してみたら、前に飲んだ静岡の方の高砂さんもクシャナに例えてました。偶然。でもそちらは、原作版の子守歌を歌うクシャナだから、同じ姫様でもだいぶ違います。原作版の方はもっと人間的に深く描かれていますし、部下からの絶大な敬慕を集めるカリスマ指揮官なんです。
さらに、ひとつ前の而今さんがナウシカっていうのも、偶然なんですが面白い。冒頭のタペストリーでも暗示されているように、この映画はナウシカとクシャナの2人の王女の対比も大きな見どころなんです。クシャナ(Cusianaa)とナウシカ(Nausicaa)のスペルはアナグラムにもなっていますしね。
満足度:★★★★
やっっっと!!完成しました!!
— SOL (@Sol__wco) 2022年10月17日
クシャナ殿下。ほんとに貴女のこと好きです🥰🙏#ジブリ #クシャナ #風の谷のナウシカ #水彩イラスト pic.twitter.com/SrsC9T6VyT
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