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原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

村祐 常盤 > キキのケーキ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

村祐飲み比べ③
村祐むらゆう 常盤ラベル 純米大吟醸生酒

上品な 甘味なるほど 和三盆

村祐

村祐

村祐さんの飲み比べ、特別純米の茜ラベル純米吟醸の紺瑠璃ラベルに続いて、最後は純米大吟醸の常盤ラベルです。茜と紺瑠璃が、同じシリーズ感はありつつ結構違ったので、こちらも楽しみです。
さっそく飲んでいきましょう。

香りはほんのかすか。茜→紺瑠璃→常盤とグレードが上がるほど上立ち香が目立たなくなるのは面白いですね。

口に含むと、その瞬間から甘味がぽわーん。
あっま!! うっま!!!
上質な甘味が主張してますね。そして糖甘な含み香が鼻に抜けていきます。含み香は常盤さんの方が強い!意味わかんないけど素晴らしい。

かなり甘いですね。でもその甘味がとても上品。そして、こんなに甘いのに、いつのまにか消えてて、後味もきれい。
ああ、これは和三盆に例えられるのわかりますね。口溶けが良くて、後に残らない上品な甘味です。

和三盆というのは、サトウキビから作られる高級砂糖。和菓子などによく使われています。茜ラベルではサトウキビ感はあったんですが、サトウキビに含まれている雑味もあったんです。それが紺瑠璃ラベルでは少なくなって、常盤ラベルではまさにきれいな和三盆。精米というよりも精製されたみたい。
めちゃくちゃ美味しかった~。

ジブリで例えると「魔女の宅急便」の、キキのケーキ。老婦人がキキのために焼いたチョコレートケーキです。老婦人の上品さとやさしさが詰まっています。

とても面白い飲み比べでした。3杯とも全部村祐さんらしさがあって、しかも全然違う。そして、比べるとやっぱり茜→紺瑠璃→常盤の順番でだんだん高級感がでてくるのがわかりました。いちばん好みなのは、やっぱり常盤ラベルですね。

好き度:★★★★☆

村祐

村祐

 

【DATA】
蔵元:村祐酒造 株式会社(新潟県新潟市)
造り:純米吟醸 生酒
アルコール度数:16% ・・・ 高め
製造年月:2022年12月

 

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