白鶴＞シシ神様(もののけ姫)［ジブリ酒］

【ハクツル香るうまくち原酒】

力強い高アルぼわん甘苦どん

お久しぶりの白鶴さん。前回はノンアルコールの吟零だったし、その前は低アルリキュールの「お日様のしゃぼん玉」だったから、日本酒はほんと久しぶりです。しかもこちらは19度の原酒だから、落差がすごい。

今回のお酒は、とある日本酒グループの、蔵人の方に教えていただきました。酒造りのプロが勧めるお酒ということで期待が高まります。
缶というのも面白いですね。公式サイトによると「アルミ缶は日本酒の劣化原因となる紫外線を遮断し、おいしさと風味をキープします」だそうです。缶だと、金属臭を気にされる方もいらっしゃいますが、この缶は内側がコーティングされており、臭いは全く気になりませんでした。あと、缶って瓶よりも軽いし、運ぶのも効率が良いんですよね。

ちなみに最近、田酒さんの缶が話題になっていますね。とある配信者さんが田酒缶を飲んでいる動画を見たんですが、缶の上面の印刷が今回の白鶴さんと同じっぽかったんです。缶のメーカーは同じところのようです。

この缶は、上面がまるまる取れるタイプです。缶のままでも飲めそうなんですが、ここはちゃんとグラスに移していただきましょう。

香りは、ハーブ甘とセメダイン。ほんのり木質と香草もあります。かなりフレッシュで力強い！

口に含むと、たっぷり糖分の甘味と、ほんのりハーブの爽やか苦味がドン！それがぐぐっと広がって、アルコール感もぼわん！！これは強い！！！
含み香はそれほどないんだけど、アルツン後味は甘苦じわんじわん。かなり長いです。

フレッシュというより、それを通り越して力強い生命の息吹という感じ。アルコール度数だけじゃなくて味わいも強いから、和らぎ水(チェイサー)必須です。

似ているお酒というと、やっぱり同じ缶の、菊水ふなぐちですね。あちらも19度原酒で、甘苦ドカーンな強烈酒でした。こちらの方が若干上品かな。ちなみに菊水ふなぐちも同じ缶だった。

温度帯は、雪冷えよりさらに低く、凍らない程度に冷凍庫でキンキンに冷やすのが好き。ただ、この缶、意外に断熱性があるみたいで、冷やすのに思ったより時間がかかりました。
ロックにするのも良いですね。適度に薄まって飲みやすくなりますし。

あと、裏技として、レモン汁をちょっと加えてみるのも美味しかったです。バランスが取れたためか、味わいがちょっと落ち着いて面白かった。

正直、かなり人を選ぶお酒ですね。強いお酒が苦手な方は手を出さない方が良さそう。でも逆に、菊水ふなぐちが好きな方にはかなりお勧めです。

アテは、お昼ごはんに作った「塩麻婆豆腐」。シンプルで簡単なんだけど、生姜とニンニクが効いててめちゃウマ。こういう旨味のたっぷりある、しっかり味のアテが合いますね。

ジブリで例えると「もののけ姫」のシシ神様。強大な力を持つ、生と死を司る森の神です。顔も強烈。生命の躍動を感じます。

好き度：★★★☆

シシ神は、鹿がモデルです。
宮崎駿監督が『もののけ姫』の構想を練っている時期に、社員旅行で訪れた奈良公園で鹿を見て、モチーフにすることに決めたそうです。
神道では鹿が神の使いのため、宮崎監督の中で結びついたのではないかと思われます。https://t.co/jLaCRHf6o6 pic.twitter.com/MNhPIEr1xU
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2022年12月23日