こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]吟零 > 雲の平原のシーン(紅の豚)

白鶴はくつる 吟零ぎんれい スパークリング】

シュワワワで かすかな甘味と フレーバー

吟零

吟零

 

白鶴さんが今年新発売した、ノンアルコール大吟醸テイストスパークリング飲料。販売元は白鶴酒造さんですが、製造は能勢酒造さん。創業は1712年と歴史があって、かつては清酒を造られていたようですが、そちらは1972年に休止。現在はミネラルウォーターやご当地サイダーを中心に作られているメーカーさんです。
前に飲んだ月桂冠さんのノンアル大吟醸テイスト「スペシャルフリー」のライバル登場ですね。スペシャルフリーの方は炭酸じゃなかったけど、こちらは炭酸です。
どんな感じかな?飲んでいきましょう。

香りは、ほんのりかすかにライチ&ブドウ。
口当たりは、シュワワワ炭酸感。それから控えめな甘味がふわっと現れ、すぐに消えていきます。後にはほんのり残る旨味の記憶。酸味は気配だけでほぼありませんし、苦味は全くありません。返り香はちょっと日本酒っぽいかな。

でもまあ、日本酒とは別モノですね。全体的に味わいはほんの微か。ジュースではなくフレーバーウォーターという感じ。その分、クセがまったくなくて食事には合わせやすいです。どちらかというと洋食向け。

悪くはないんです。でも、わざわざ買うかと言えば、買わないかな。別に普段の食事でお酒がないとダメというわけじゃないし。
食事の味を高めてくれるわけじゃないというのも大きいです。そこがノンアルビールとの大きな違い。唐揚げとか餃子とか食べる時には、ノンアルだとしてもビールっぽいものが欲しくなるけど、吟零さんは正直そこまでじゃない。難しいですね。
とは言え、こういうチャレンジは好きです。継続的な研究開発に期待します。

スペックは、
原材料:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸ガス、調味料(アミノ酸)、酸味料、香料
アルコール分:0.00%
エネルギー :8kcal/100ml

原材料にお米は使ってないんですね。それと、アルコールが0.00%と、小数点以下2桁まで表示しているのは良いですね。工学を学んだ人なら体に染みついていると思いますが、0%と0.00%というのは全然違うんです。0.00%と書いてあるということは、四捨五入するとして0.005%未満が保証されているということ。法律上、ノンアルコールというのは、アルコール度数が1%未満であれば名乗れるから、より安心ですね。まあ、大手メーカーのノンアルビールやスペシャルフリーもだいたい0.00%表記なんですが。

ジブリで例えると「紅の豚」の、雲の平原のシーン。やけに静かで、空が本当にきれい。でもそれは一瞬の幻で、すぐに消え去ってしまいます。

満足度:★★★

紅の豚

吟零

吟零
吟零

 

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