こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

文佳人 > 二郎の母(風立ちぬ)[ジブリ酒]

文佳人(ぶんかじん) 夏純吟】

爽やかで やわらかレモン 酸辛酒

文佳人

文佳人

こないだ「糀おしろい」を飲んだ(株)アリサワさんの文佳人です。こちらは夏酒。「大人のラムネをコンセプトに仕上げた、爽やかな夏の限定品」だそうです。これは気になる!

実はこのお酒、ちょうどこないだ、とあるユーチューバーさんの夏酒特集で見たばかりだったんです。これはちょうど良い。飲まなきゃ。
さっそくいただきます。

香りは、くっきりレモン。

口に含むと、微ピリ酸ぽわ旨甘ふわり。酸はレモンぽいし、くっきりしてるけど、本物のレモンのような刺激のある酸じゃなくて、ふんわりやわらかいです。そこから、品の良い旨味がじわり。含み香は、そのまろやかな旨味がたっぷり。でも後味は、ほんのり甘味が長めに残ります。

酸味で爽やかさを演出するタイプですね。酸味がキリっとかっこいい。ただ、酸は強めだけど、旨甘が全体をやわらかくしてくれて、キツさはありません。美味しい!

クラシック/モダンで分類するなら、モダンだとは思うんです。でも、クラシックな中でのモダンという気がします。ベースにしっかり酸クラシックがあった上での、爽やかモダンという感じ。


選んだアテは、さくさく厚揚げ。厚揚げをさらに揚げてて、表面サクサク。でも中は豆腐とろりん。それを生姜醤油でいただくのが、なんとなく江戸の粋っぽい感じ。

ジブリで例えると「風立ちぬ」の二郎のお母さん。周りの環境は田舎のクラシックだし、和服を着てるのに、とてもきれいでどことなくモダンな、すっきり美人さんです。でも、二郎との関係性にどことなく緊張感を感じる。これは、宮崎駿監督の母との関係性にも通じるんじゃないかと邪推してます。

好き度:★★★★

文佳人

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【DATA】
蔵元:株式会社アリサワ(高知県香美市)
造り:純米吟醸
精米歩合:50%
アルコール度数:16.5% ・・・ 高め
製造年月:2023年5月


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