【寒菊 Chronicle 純米大吟醸 剣愛山 50 超限定無濾過一度火入原酒】
ジューシーな 甘酸じゅわん 苦渋も



京都で用事を済ませた夜、前から行ってみたかった有名店・河原町五条の「
入店して、日本酒のメニューを眺めてるだけで、さらにワクワク。飲みたいお酒がいっぱいあります。その中で最初の1杯に選んだのがこちら、寒菊さんの新作・剣愛山。
剣愛山(つるぎあいやま)とは、西日本で2番目に高い山・徳島県の
寒菊さんで愛山と言えば、レッドダイヤモンドが美味しかったけど、それとの違いも気になりますね。
ちなみにラベルの紺色は、徳島県の県の色。そこもこだわりがあるんですね。
そしてクロニクルとは年代記という意味。このお酒を通して剣愛山の年代記を記すというのがコンセプトだそうです。ってことは、ただの一発企画モノじゃなくて、これから毎年このお酒が出てくるということ。これは気合が入ってる!
それではこちらも、気合を入れて味わっていきましょう。
ちなみにこの子、ちょうど口開けでした。
香りはふんわり赤ブドウ。ふんやり気高く華やかです。
口に含むと、ピリシュワで、ブドウの甘味とくっきり苦味。そこから爽やか酸味とともに、しっかり旨味もふくらみます。後半は、じんわり苦味が広がって、旨アル含み香残しつつ、ブドウの渋味がじゅわっとしぼむ。
ジューシーですねえ。甘酸フルーティーと苦渋味が両立していて美味しいです。
ただこれ、口開けだから、まだ固い感じですね。このあと時間を置いたらもっと味が開きそう。このままでも美味しいんだけど、3日目くらいも飲んでみたい!
アテは、おつまみ3種盛。明太子と、サーモン&鰆のお造りと、バイ貝の煮付け。これでお酒がついて980円です。平日18時まで限定のクーポンを使ったとは言え、なにこの超コスパ!
この中で、寒菊さんにいちばん合ったのはサーモンのお造り。お酒の渋味がサーモンの脂で溶けて、甘旨が引き立ちます。うっまーー!!!
今回は注文してないけど、肉料理にも良さそうですね。豚肉の西京味噌漬けとか合わせてみたい。
ジブリで例えると「ハウルの動く城」のハウル。甘いマスクの奥にしっかり苦渋を抱えています。でも性格はやっぱり甘くて、色気もあふれ出してくるよう。
ちなみにレッドダイヤモンドはソフィーでした。飲み比べもしてみたいですね。
好き度:★★★★
金髪ハウルは近寄れないふつくしさ
— かはず (@cuz___03) 2023年9月30日
黒髪ハウルは無邪気なふつくしさ
どちらも良いというお話👏幸せになれ pic.twitter.com/bK15JTAkzt
【DATA】
蔵元:合資会社 寒菊銘醸(千葉県山武市)
造り:純米大吟醸 無濾過原酒
原料米:剣愛山
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:-6 ・・・ 甘口
酸度:1.4 ・・・ 普通
アミノ酸度:0.7 ・・・ 低い!
製造年月:2023年9月
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