【麦冠 情け嶋 】
お久しぶりの情け嶋さん。東京都八丈島・八丈興発さんのお酒です。
こちらは、麦焼酎。実は最近、香りぷんぷん麦焼酎をいろいろ飲む機会があったから、今日からしばらく、【短期集中企画! 香りぷんぷん麦焼酎飲み比べ】を行います。今日はその第1弾。
情け嶋さんはだいぶお久しぶり。調べてみたら、飲んだのは2017年でした。僕は元々「兼八」という麦焼酎が好きだったんです。煎った麦のような香ばしさがたまらないんですよね。でもなかなか売っていませんでした。そしたらある方に「情け嶋も兼八に似た感じだよ」って教えてもらったんです。ちなみに情け嶋には芋焼酎もあって、その時は麦と芋の飲み比べでした。
八丈興発さんは昭和22年(1947年)創業。でも八丈島の焼酎造りはもっと昔から行われていました。
八丈島で焼酎造りが始まったのはペリーが浦賀に来た1853年。密貿易(抜け荷)の罪で流罪になった鹿児島の商人が、サツマイモを見て酒造りができると思い立ち、実家から蒸留器を取り寄せたんだそうです。面白っ!
話しは戻って、今回の「麦冠 情け嶋」。酒銘の由来は、「日本に冠たる麦焼酎をここ八丈島で造る!」という熱い思いがこもっているんだそうです。
そしてこのお酒、今年2024年の7月に発表されたばかりの「第3回 酒屋が選ぶ焼酎大賞」麦焼酎部門で大賞受賞したお酒です。凄い! まあ、実はこれを飲んだのは6月だったから発表前なんですけどね。
それでは、飲んでいきましょう。
ちなみに、僕は焼酎は基本はストレートで飲みます。特に注釈がなければストレートです。
香りは豊かな煎った麦。香ばしくて、アルコールの爽やかさもあって、めちゃくちゃ良い香り。
口に含むととろりんと、穀物系のやさしい甘味。そこからアルコールの辛味がくわあああ。このアル感、強いんだけど嫌じゃない。やさしいマッチョな感じです。
僕はこのアルコール感は好きだけど、もしキツいと思うなら、水割りがおすすめです。少しずつ加水してちょうど良いところを探すのが楽しそう。香りが良いので、ロックよりは常温の水の方が良さげです。
アテは、なんでも合いそうですね。この日のアテでは塩の効いたやわらか鶏胸肉がうんま!
好き度:★★★★☆
【DATA】
蔵元:八丈興発株式会社(東京都八丈島八丈町)
造り:本格焼酎(麦)
原料:麦(豪州産)、麦麹
アルコール度数:25% ・・・ 普通
製造年月:2024年3月
この麦焼酎企画の間は、あまり差がつけられないので、ジブリで例えるのはお休みします。
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