こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

富翁 > アリエッティのお父さん(借りぐらしのアリエッティ)[ジブリ酒]

富翁とみおう 本醸造 京の町酒カップ

クラシック きれいだけれど コクもある

富翁

富翁
富翁
富翁
富翁
富翁
富翁

はじめましてのお酒、富翁さん。京都市伏見区・北川本家さんのお酒です。

北川本家さんは明暦3年(1657年)以前の創業。これ以前は文献が残っていないため、この年を創業としているそうです。かなりの老舗ですね。
富翁という銘柄名の由来は、中国の四書五経の中にある「富此翁(とみ・これ・おきな)」という言葉。富というのはお金のことではなく精神的な豊かさのことで、「心の豊かな人は晩年になって幸せを得る」という意味だそうです。良い言葉ですね。

今回のお酒は、スーパーで買ってきたカップ酒。京都の夏の風物詩・五山の送り火が描かれています。五山送り火とは京都で毎年8月16日に行われるかがり火のお祭りで、山の斜面に描かれた「大」「妙法」「船形」「大(の鏡文字・左大文字)」「鳥居」の形のかがり火が夜空に浮かび上がります。
で、このお酒は、常温だとただの緑色なんですが、カップを17度以下に冷やすと、送り火が赤く点灯するんです。風情があって良い感じ。

というわけで、しっかり冷やしていただきましょう。

香りは控えめ穀物感。香りだけでわかる、きれいだけどコクのあるクラシックタイプですね。

口に含むと、なめらかするり。一歩遅れて穀物とお米の旨甘、やさしい酸。ぽわっとふくらみ、すっと引く。アル添らしい切れの良さ。しっかりコクもあるけれど、雑味はなくて飲みやすい。美味しい!!
特に尖った特徴はないけれど、それだけに王道のクラシック日常酒でした。

そのままでも美味しいけど、食事にも幅広く合いそうです。特に和食系は、焼き物/煮物/揚げ物、塩系/味噌系/醤油系のどれでも良さそう。京都だから、おばんざいなんかに合わせたいですね。


作ったアテは、アボカドのなめろう。うちの定番です。元のレシピは2人分でアボカド1個なんですが、美味しくて1個じゃ足りないから、いつも倍量で作ってます。お酒にも合うんですよね、これ。

ジブリで例えると「借りぐらしのアリエッティ」のポッド。アリエッティのお父さんです。やさしくて渋カッコいいおじさん。物静かだけど物作りも借りも凄い実力。

好き度:★★★★

富翁

富翁

【DATA】
蔵元:株式会社 北川本家(京都府京都市伏見区)
造り:本醸造
精米歩合:68%
アルコール度数:14% ・・・ 低め
日本酒度:+6.5 ・・・ 辛口
酸度:1.3 ・・・ 低め
製造年月:2023年12月

 

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