【兼八 】
麦焼酎飲み比べ企画の第9弾、最後を飾るのは、トヨノホシに続いて通常バージョンの兼八さん。大分県宇佐市・四ツ谷酒造さんのお酒です。本格焼酎の麦焼酎のなかでも、かなり人気の高い銘柄。僕が麦焼酎に目覚めたのも、兼八さんがきっかけです。
兼八さんのいちばんの特徴は、なんといってもその香ばしさ。麦を煎ったような香ばしさが素晴らしく、麦チョコとも言われています。
一時期はかなり入手困難で、プレミアム価格がついていたお酒。でも近年は手に入りやすくなりましたね。ありがたい。
ただ、今でも定価(720ml1650円)で売ってるのは特約店だけだそう。この記事を書いてる時点で、Amazonでは2980円。楽天でも2400円(送料別)以上の値段がついています。また、この期に及んで未だにプレミアム価格で売ってるお店すらある。お店を選べば1650円で買えるので、買う方はお気をつけくださいね。特約店は、四ツ谷酒造さんの公式サイトに載っています。
それでは飲んでいきましょう。
香りはやっぱり香ばしい麦。ほんのりやさしく甘やかで、少し鋭いアルコール。
口当たり、麦のやわらか、ほの甘さ。それがふわっと広がりつつ、アルコール感がぐぐぐっと。そしてなにより、豊かな麦の香ばしい含み香がほわああああ。
気持ちいいいい。
ただ、アルコール感がけっこうあるので、僕はちょっと加水するのが好み。
アテに作ったのは「手間抜き低糖質! とろとろ厚揚げ野菜炒め」。豚肉の代わりに厚揚げを使った、手間なしでヘルシーでボリュームもあって簡単でお財布にも優しい主菜です。しかも美味しい!! 麦焼酎は、こういう普段の食事に幅広く合いますね。
そして、今回はせっかく買ったんだから、前から気になってた前割りもやってみましょう。前割りというのは、飲む前日に水割りしておくという飲み方。本来は
これがもう大当たり。麦の香りはちゃんと残ってるし、なにより口当たりがめちゃくちゃなめらかです。やさしい甘味がほんわり広がり、余韻の麦の香ばしさも素晴らしい。ちょっと面倒だけど、超おすすめです。
好き度:★★★★☆
【DATA】
蔵元:四ツ谷酒造有限会社(大分県宇佐市)
造り:本格焼酎(麦) 常圧蒸留
原料:大分県産 はだか麦
アルコール度数:25% ・・・ 普通
製造年月:2024年5月
この麦焼酎企画の間は、あまり差がつけられないので、ジブリで例えるのはお休みします。
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