【車坂 KODO.ec162 純米酒】
爽やかな 酸から苦渋 軽快に
お久しぶりの車坂さん。けっこう色々飲んでるんですが、ここしばらく会えてなかったんですよね。2年ぶり。
でも、今回のお酒はこれまでの車坂さんとはちょっと違う雰囲気。
こちらは「高野・熊野世界遺産登録20周年特別醸造酒」。「KODO」というのは熊野古道の古道です。それも、ただ名前を借りただけじゃなくて、熊野古道の土壌から採取・分離した酵母で醸したお酒。その酵母が「KODO.ec162」です。こないだ花から採取・分離した花酵母の特集をしたばかりですが、土から採取っていうのは初めてですね。それでは飲んでいきましょう。
口に含むとやわらかい、レモンの酸がほんわりと。それがぽわっと大きくなって、奥にじんわり蜜甘と、旨味渋味も現れます。最後はじゅわっと苦渋味。
ほうほう、車坂さんってしっかりしたお酒のイメージがあるけど、この子は15度には思えない軽快さ。車坂さんっぽくない。でもこれも爽やかで美味しいですね。
温度が上がると後半にお米の旨味がふんわり出てきて、ちょっと車坂さんっぽさが垣間見えてきました。雪冷え(5℃)より涼冷え(15℃)くらいの方が本領を発揮する感じです。
アテは、やさしい洋食に合わせたいですね。トマトのガーリックオイル和えとか合いそうです。
ジブリで例えると「猫の恩返し」のひろみ。主人公ハルの友達の、ラクロスのスティックを持ってた女の子です。恋する爽やかスポーツ少女。
好き度:★★★★
ハルのクラスメイトのひろみは、ラクロス部で活躍する快活なスポーツ少女。ハルの良き相談相手です。卓球部の柘植ちゃんに熱をあげています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2024年5月3日
声を担当したのは、佐藤仁美さんです。#猫の恩返し pic.twitter.com/38i9OZtl6k
【DATA】
蔵元:吉村秀雄商店(和歌山県岩出市)
造り:純米 4段仕込み 1回火入れ
原料米:日本晴・五百万石
精米歩合:麹米60%、掛米65%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
酵母:古道酵母(KODO.ec162)
製造年月:2024年7月
関連記事: