【天領 飛切り 飛騨の特別純米酒】
きれいな酸 渋苦じわわん 食中酒
はじめましてのお酒、天領さん。岐阜県下呂市・天領酒造さんのお酒です。天領盃酒造さんの雅楽代ならこれまでにも飲んでるんですけどね。
天領酒造さん、調べてみたらいろいろこだわりのありそうなお蔵さんでした。品質を追求するために、原料米は全量契約農家に依頼した酒造好適米。精米も、品質を安定させるために自社で精米されています。その結果、
①酒造好適米使用率:県下第1位(使用率100%)
②自社精米比率:県下第1位(天領酒造調べ)
③天然水使用比率:県下第1位(使用率100%)
④特定名称酒出荷比率:県下トップクラス
⑤生酒出荷比率:県下トップクラス
⑥使用酵母が多種類
なんだそう。
まあ、これが品質の全てではないにしても、こだわりがあるのはよくわかります。ちなみに酵母については、花酵母研究会にも所属され、花酵母のお酒も造られています。
今回の「飛切り」は、特別純米グレードですが、公式サイトによると「弊社の4番バッターです」だそう「飛切り」は「飛切り上等」の意味。昭和40年に発売し、増醸酒の時代から本物の地酒として売り続けてきた銘柄です。
ちなみにこちら、飲みたいお酒が2本あったうち、アテに注文していた鮭のハラス焼きに合う方を選んでもらいました。
さて、それでは飲んでいきましょう。
香りはほわっと酸ほの旨。マスカットと乳酸と、おとなしい米旨アル。辛口クラシックですね。
口に含むと酸苦ぽわん。やわらかい酸がやさしくふくらみつつ、渋味と旨味もじんわり出ます。
含み香は、アルコール感がツンっと抜けて、後味渋苦じわわんと。
渋味苦味はありますが、きれいなお酒ですね。良い意味でアル添っぽいきれいな辛口です。
この渋苦は、単体で飲むお酒じゃなくて食中酒ですね。和食を中心に、幅広くいろいろな料理に合いそうです。もちろん今回の酒ハラス焼きにもばっちり。
温度が上がると酸渋が立ってくるかから、僕は冷酒の方が好きです。でもぬる燗くらいにするのも良さそうですね。
ジブリで例えると「風立ちぬ」の、主人公・二郎のお母さん。和服が似合う美人さん。厳しそうですが、雰囲気はやわらかいです。
好き度:★★★☆
【風立ちぬ】二郎の母(じろうのはは)
— アイロンビーズ (@ironbeads_jp) 2022年4月27日
使用しているビーズの詳細はこちらhttps://t.co/frqPCyGjOb#アイロンビーズ#ミニフューズビーズ#風立ちぬ#ジブリ#堀越二郎#母親 pic.twitter.com/ibLk5pSAHP
【【DATA】
蔵元:天領酒造株式会社(岐阜県下呂市)
造り:特別純米酒
原料米:ひだほまれ
精米歩合:60%
アルコール度数:15~16% ・・・ 普通
日本酒度:+4.0
酸度:1.4~1.6 ・・・ 普通
アミノ酸度:1.2~1.4 ・・・ 低め
製造年月:2024年6月
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