【十四代 EXTRA 純米大吟醸 播州白鶴錦】
梨桃の 豊かな甘味 美しく
東京での最後のお店は、三軒茶屋の赤鬼さん。関西在住の僕でも知ってる名店ですね。この日一緒に遊んでくれた友達が予約をしておいてくれました。ありがとうございます。めっちゃ嬉しい。
赤鬼さんは、十四代が普通に飲めるお店としても有名。他にも気になる日本酒がたくさんあるんですが、まずはやっぱり十四代をいただきます。お目当ては十四代の赤鬼PBだったんですが、この日は無かったので、エクストラを。エクストラ通常版と、播州白鶴錦の飲み比べです。
まずは白鶴錦の方から。
白鶴錦はその名の通り、超大手メーカー・白鶴さんが開発した酒米です。山田錦のお母さん・山田穂(やまだぼ)と、山田錦のお父さん(短稈渡船)の近縁種・渡船2号の間に生まれた子。つまり、山田錦の妹になるわけですね。なんで弟じゃなくて妹かというと、妹の方がかわいいから。
十四代の白鶴錦は、3年前に純米大吟醸をいただきました。ラベルの感じも似てるから、今回のエクストラはその後継品ですかね。
それではさっそく、いただきます。
香りは梨桃美しく。あああ、やっぱり良いですねえ。十四代らしい梨感だけでなく、桃の豊かな甘さも感じます。
口に含むと甘味がぽわん。桃の甘味と梨の爽やかさがとても気持ち良くて、それがさらにぽわああっと広がります。
ただただ素晴らしい。
感動的なお酒です。
他の十四代と比べると、甘味が豊かな印象。お米の旨味もふんわり広がり、苦味はじんわりおだやかです。まあ、十四代というだけで美味しいのは確定なんですが、その中でも特に素晴らしかった!
ジブリで例えると「ハウルの動く城」の主人公・ソフィー。物語終盤のソフィーですね。前半の卑屈さはどこへやら。好きという気持ちをはっきり自覚して甘々で、強い力を持っています。
好き度:★★★★★
【ハウルの動く城】
— 《メイ》ですが… (@jiburi_jiburin) 2015年1月26日
ソフィーとハウルの寝顔♡ pic.twitter.com/0ELge67Xib
【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:純米大吟醸 中取り 生詰
原料米:兵庫県産 白鶴錦
精米歩合:40%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年7月
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