こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]十八盛 > やさしさに包まれたなら(魔女の宅急便)

十八盛じゅうはちざかり panda no kimochiパンダのきもち 無濾過生原酒】

メロンっぽい ふんわり甘酸 ほわあぁぁー

十八盛

十八盛の白黒動物シリーズ、第2弾の「ペンギンのきもち」、第3弾「シャチのきもち」、第4弾「シマウマのきもち」は飲んだんですが、第1弾のパンダさんだけを逃してしまっていました。ところがこの日、お店への差し入れで他のお客さんが4本セットを持って来られたんです。しかもそれを飲ませてもらえた。なんて幸運! 本当にありがとうございます!

香りはかすかに甘い気配。
口に含むと、微ピリ炭酸感。それに続いてメロンっぽいふんわり甘味がほわあぁぁー。フルーティーで爽やかなな酸味と気持ちいい苦味も好きです。シリーズ4匹?4頭?の中では一番甘いですね。生酒で製造から半年経ってるから、元の味とはちょっと違うかもしれませんが、美味しかった!

造りが面白くて、同じお蔵さんの別銘柄「多賀治 純米大吟醸朝日(協会14号&7号酵母)」と「十八盛 純米大吟醸朝日(協会1801号酵母)」のブレンドなんだそうです。だから、書いてはないけど実質純米大吟醸

他のスペックは、
原料米:備前赤磐赤坂産朝日 ・・・ 赤磐というと、雄町が有名な地域ですね。朝日というお米についてはちょっと面白いので後で説明します。
アルコール度:16.0% ・・・ ちょっとだけ高め
精米歩合:50% ・・・ 大吟醸の磨き
日本酒度:±0 ・・・ 普通~ちょい甘くらい
酸度:1.9 ・・・ かなり高いですね

朝日と言うお米は、岡山で作られ、全国の酒蔵で使われているお米です。でも実は酒米ではなく食用米。コシヒカリササニシキのご先祖様です。
この朝日という名前に決まるまでがいろいろあって、元々は京都の農家さんの田んぼで「日の出」という品種から自然に見つかった変異種だったそうです。で、「日の出」から連想して「朝日」という名前を付けようとしたら、京都には既に朝日というお米があったから「旭」にした。と、今度は岡山の農業試験場「旭」を品種改良したけど、岡山には既に旭というお米があったから「朝日」にした。
って、ややこしいわ!
別の名前にするという選択肢はなかったんでしょうか? いっそのことサンライズとか。
・・・と思って調べてみたら、サンライズというお米も別にありましたwww

ジブリで例えると「魔女の宅急便」のエンディングテーマ「やさしさに包まれたなら」。爽やかで、前向きで、心が暖かくなる甘さがあります。

満足度:★★★★

十八盛

十八盛

 

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