【苗加屋 純米吟醸 玲橙 】
とろ甘アル しっかり濃醇 米甘旨



はじめましてのお酒、富山県・若鶴酒造さんの苗加屋です。まあ知らなきゃ読めませんよね。これを書いてるPCで「のう」で変換しても「苗」は出てきませんでした。辞書を見ても載っていません。ちなみに銘柄名は、創業家が江戸時代に砺波郡苗加で旅籠を営んでいたことに由来するそうです。
ああ、地名じゃあしょうがない。今まで飲んだお酒でも、
こちらは酒屋さんで見つけて買ってきたお酒。難読銘柄の記事か何かを読んでて読み方は知ってたけど、それ以外の予備知識は何もありません。ひとまず普通に冷やしていただきます。
色は、すっきり透明。でも心なしか、粘度が高いような気がします。
香りはお米の甘旨と、ほの苦アルコール。これは濃そうな予感。でも、イヤな感じは全然しません。
口当たりは、とろりと入ってきて、甘アルぼわん。一歩遅れて旨苦じゅわん。やっぱり濃醇ですね。
そして、甘シロップと、笹とハーブの植物感と、アルコール感のある含み香がぼわわん。田んぼの生命力と生物多様性を感じさせるような複雑な含み香でした。
アテは、至高のポテトグラタン。こないだも作ってめちゃくちゃ美味しかったからリピートです。ただ今回は、チーズを入れすぎちゃったせいで、かなり濃厚になっちゃいました。でも、苗加屋さんは別の濃厚さで真正面からぶつかりあって、しっかり対抗。名勝負を見せてくれました。夕食のハンバーグにもめっちゃ合ってた。
4日目、おっ!? 甘旨濃醇な味わいと含み香の生命力はそのままで、ちょっと苦味がおだやかになりました。より美味しくなってる。これは、ちょっと置いてからが美味しいタイプですね。
燗にもしてみました。かなり濃醇だからきつくなるかと思ってたけど、ちょうど良い甘酸です。ぬる燗(40℃)くらいがベストかな。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のおソノさん。ふくよかでしっかりしてて、やさしくて魅力的。笑い方が豪快なのが好き。
好き度:★★★★
ここのマグカップ好き
— エレック強 (@eleckyou) 2022年7月4日
いつも飲むたび魔女の宅急便のおソノさん?が作ってたの思い出す pic.twitter.com/2EmhMwLOPt
【DATA】
蔵元:若鶴酒造株式会社(富山県砺波市)
造り:純米吟醸
原料米:兵庫県三田産 山田錦
精米歩合:55%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
製造年月:2022年10月
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