こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

作 > お巡りさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

(ざく) 槐山一滴水(かいざんいってきすい) 純米大吟醸

上質な 米旨糖甘 クラシック

作

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サケサミット2日目の4杯目。こないだアルコール30%という凄いお酒をいただいた、三重県鈴鹿市清水清三郎商店さんの作です。作の中でもちょっと高級な純米大吟醸・槐山一滴水。公式サイトによると

一滴の水にも仏の命が宿るという仏教の教えから命名したプレミアムシリーズ。精米歩合40%の酒造好適米山田錦を、低温でゆっくりと醸しました。古来より尊貴の木と言われてきた槐(えんじゅ)のごとく、気高く上品な味わいと、心地よい余韻を持つ純米大吟醸です。

とのこと。ちなみに価格は四合瓶で税込4950円。なかなか飲めるお酒じゃないから、心して味わっていきましょう。

香りは、米旨ほの糖甘。

口当たりは、おだやか旨甘酸。香り通り、お米の旨味と糖の甘味と乳酸感。それが続くかと思ったら、最後に旨甘がぽわっとふくらんで、気持ち良い甘旨余韻につながります。

意外にクラシックな味わいですね。さきほどの鳳凰美田さんに続いて、鑑評会に出されるような上質な味わい。美味しい!

アテは鮎の塩焼き。これがまた、クラシックで上品なお酒にめちゃくちゃ合いました。
鮎は別の書き方では「香魚」とも書くんですが、そう書く理由がわかりました。めっちゃ香ばしい。

今回の作をジブリで例えると「魔女の宅急便」のお巡りさん。イケメンだけど、最初はちょっと固いです。まあ、警察官ですしね。でも、エンディングでキキにウインクしてる笑顔は爽やかで素敵。
ちなみに声優は、レジェンド声優・山寺宏一さん。パン屋の主人のフクオさん・飛行船事故を伝えるアナウンサーとの兼役です。

好き度:★★★★
このお酒、普段飲んだらたぶんもっと星が多かったと思うんです。でもこの日は鑑評会系のお酒を立て続けにいただいていたから、正直ちょっと飽きがきてたところがあります。また巡り会えたらもう一度飲みたいですね。

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ちなみに清水清三郎商店さんは、清水慎一郎社長と内山智広杜氏がお二人で来られていました。豪華! 写真は内山杜氏。25歳で杜氏に就任後すぐに「作」ブランドを立ち上げ、超人気銘柄に育て上げた伝説の杜氏さんなので、なんとなく厳しい人を想像していたんです。でもお会いしたら、とても優しそうな方でした。この笑顔から作が生まれたのかと思うと、不思議な感慨がありました。

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【DATA】
蔵元:清水清三郎商店株式会社(三重県鈴鹿市)
造り:純米大吟醸
原料米:山田錦
精米歩合:40%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
製造年月:2022年6月

 

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