【極上吉乃川 純米吟醸】
ほのかな酸 じんわり米旨 食中酒
銀座の新潟アンテナショップ「THE NIIGATA」の4杯目は、吉乃川さん。てっきりはじめましてかと思ったら、4年前に飲んでました。新潟県長岡市・吉乃川(株)さんのお酒。なんとなく新潟の大手酒蔵というイメージがあります。せっかくなのでこれを機に調べてみましょう。
吉乃川(株)さんは、天文17年(1548年)創業。凄い! 戦国時代ですね。この年、または翌1549年には織田信長が斎藤道三の娘・濃姫を嫁にもらっています。信長が生まれたのは天文3年だから、14歳か15歳の頃ですね。
ちなみに大阪のパッケージ屋さん・きた産業さんがまとめてくださった「18世紀までに創業して現在も醸造を継続する清酒・焼酎蔵元296社の創業年リスト」によると、7番目に古い酒蔵だそうです。(ネットで古い酒蔵と検索するといくつかランキングが出てきますが、ぱっと調べた感じではこちらのデータが確かそうでした)
それでは、飲んでいきましょう。
香りかすかに米旨アル。おだやかきれいな香りがふわり。
口に含むとほのかな酸。じんわり米旨現れて、後味きれいな旨ほわわ。
ザ・新潟淡麗辛口な食中酒ですね。美味しい。お刺身なんかと合わせたいですね。
ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」の春日様。紙のお面をつけてぞろぞろ大人数で油屋にやってきた神様です。どこか歴史を感じる神様。ちなみに春日様の由来は奈良の春日大社ですが、上杉謙信の居城が春日山城だから、なんとなく新潟のこのお酒とも繋がりますね。後の上杉謙信・19歳の長尾景虎が、紆余曲折の末に家督を継いで、守護代として春日山城に入ったのが、吉乃川さん創業の1548年です。
好き度:★★★★
#鎌倉殿の13人
— サービィ (@sappiy0615) 2022年8月28日
変な覆面の由来は、もちろん、雑面。
もともと、舞楽のためのお面。
神楽に使われたり。千と千尋の神隠しの春日様の設定も、春日大社と鹿島神宮は、同じ武人な神様だけど、雅楽に縁のある場所だから、こんな神様が。
日本の神様は、へのへのもへじみたいなお顔。#鎌倉殿どうでしょう pic.twitter.com/jaZwwss2XY
【DATA】
蔵元:吉乃川株式会社(新潟県長岡市)
造り:純米吟醸
原料米:五百万石
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+1 ・・・ 普通
酸度:1.5 ・・・ 普通
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