こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]麦汁 > シュナ(シュナの旅)

【豊永蔵 麦汁】(とよながくら むぎしる)

麦の優しい甘さの芳醇な香り

麦汁

麦焼酎です。大好きな「兼八」に匹敵する麦焼酎が入るというのを聞いて、入荷当日に駆けつけました。初めて見る銘柄です。

まずは香りが素晴らしい。麦の優しい甘さと香ばしさ。香りでは兼八以上かも。すごいです。
口に含むと香り通りの香ばしさに、奥深さも加わりました。余韻がまた、香ばしくて幸せ。めちゃくちゃ美味しい。
実は飲む前に「麦チョコの中身みたい」という説明をもらってたんですが、なるほど納得。

少しだけお湯割りにしてもらったら、今度はとても優しい。こちらも魅力的です。

ちなみにこちらは無濾過の焼酎。日本酒の無濾過は活性炭濾過をしないというだけの意味ですが、焼酎の無濾過はとても手間がかかるんだそうです。原酒を低温に置いて、タンク表面に分離してきた脂分を手ですくいとるのだとか。手間をかけた分、豊かな風味がお酒に残るそうです。

ジブリで例えると「シュナの旅」の主人公シュナ。「シュナの旅」ご存知でしょうか? 宮崎駿監督が1983年に出したフルカラー文庫サイズの絵物語です。これも厳密にはジブリはありませんが、最近なんでもありになってきてますね。ナウシカ1984年ですから、その直前。ある意味、宮崎監督の原点です。とある小国の王子シュナが、民を飢えから救うため、麦を求めて旅をするという物語。この物語のイメージは、直接ナウシカ(特にコミック版)につながっていますし、もののけ姫に出てきたヤックルも初出はこの作品です。このお酒の豊かな麦の甘味が、この作品を思い出させてくれました。

満足度:★★★★☆

麦汁

 

 

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シュナの旅 (アニメージュ文庫)

シュナの旅 (アニメージュ文庫)

  • 作者:宮崎 駿
  • 発売日: 1983/06/15
  • メディア: 文庫