【YATAGARASU CORE SERIES 純米吟醸 吟のさと 生酒】
乳酸と 黒糖米旨 ほのモダン
お久しぶりの八咫烏さんの新シリーズ、アルファベット表記のYATAGARASUさんです。奈良県吉野郡吉野町・北岡本店さんのお酒。このコアシリーズは、2023BYに発売開始した、特約店限定酒です。青と赤の2種類があるんですが、今回はその両方を飲み比べ。マスターが「モダンになった八咫烏」って言ってて、気になって注文しました。
ちなみに八咫烏とは、日本神話に登場する三本足の烏。初代天皇・神武天皇が熊野から大和に進軍する際に道案内したという伝説が残っています。神武天皇は吉野を経て大和に入り、橿原の地で大和朝廷を開きました。
今回の飲み比べ、まずは、青い方をいただきます。こちらは、吉野産の吟のさとを使った山廃純米吟醸。ほうほう、モダン山廃かな?さっそく飲んでいきましょう。
香りは焦げ感、米甘旨。奥に乳酸アルコール。山廃なこともあって、そこまでモダンに全振りではないですね。でも美味しそう。
口当たり、乳酸ぽわん黒糖じわん。甘味がふわっと広がって、旨味と渋味も出てきます。
美味しい。黒糖と米旨の中に、ほわんと広がる控えめモダン。渋味も良い感じで、食中酒として優秀そう。
お酒に合わせて注文したアテは、だしまかず。スキレットで焼いた、巻かない出汁巻きです。お酒がそれほど強くはないので、これくらいがちょうどいい感じ。実際合わせてみると、出汁と玉子の旨味がお酒の旨味を引き出してふおおおお。大当たりでした。
ジブリで例えると「となりのトトロ」のメイが迷子になったシーンでサツキが会う、オート三輪に乗ったカップルの男性の方。田舎道をオート三輪で走ってるんだけど、この時代にしてはモダンですね。けっこうイケメンです。
好き度:★★★★
となりのトトロの七国山から来た2人が乗ってたオート三輪のトランスフォーマーも欲しい pic.twitter.com/x2hHhlf3gK
— ヒラノ遊 (@VolumeToneTone) 2021年3月11日
【DATA】
蔵元:株式会社北岡本店(奈良県吉野郡吉野町)
造り:純米吟醸 生原酒 山廃
原料米:奈良県吉野産 吟のさと
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
酵母:協会7号酵母
製造年月:2024年10月
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