【1873 -03 純米吟醸 秋あがり】
秋らしい 豊潤しっかり 甘苦旨
はじめましてのお酒、1873さん。長野県松本市・岩波酒造さんのお酒です。1873でいわなみと読むんですね。
こちらは、柳生乱世さんにいただいたお酒。前にいただいた旭鶴 拾壱萬石と同じで、たぶん僕の企画「数字のお酒コレクション」もご存じの上で選んでいただいたんだと思います。本当にありがとうございます。
岩波酒造さんは、明治5年 (1872年)創業。おお、惜しい! 1873に1違い。
定番銘柄は「岩波」で、他に、華やかな風味の「鏡花水月」、無濾過生原酒の「いわなみ」 、季節酒の「1873」の銘柄があり、日本酒以外に焼酎やリキュールも造っています。
季節酒としては、冬の純米吟醸が「1873-01」、春夏が「1873-02」で、今回の秋あがりが「1873-03」。ひと夏の熟成を経て出荷されたお酒です。
それでは早速、飲んでいきましょう。
香りはしっかり米旨甘と、ほんのり乳酸アルコール。めっちゃ芳醇!!
口に含むと甘ぽわん。お米の甘旨、シロップ甘。その甘旨が広がって、苦味もずどんと出てきます。アルコールもしっかりぼわん。
濃い!! うまい!! 秋らしい豊かな味わい!!
含み香たっぷり甘苦アルが鼻から抜けて、後味に苦甘酸がじんわり残ります。
うまあああ。
合わせて作ったアテは、秋らしく、きのこのガリバタ炒め。きのこのたっぷり旨味で、お酒の甘味が少し減って、アル苦旨味の辛さが前面に出てきました。こちらも美味しい!
他にも、鯵のなめろう・アボカドにオリーブオイルと塩胡椒とレモン汁かけたやつ・しめじとソーセージと白菜のミルク煮にも幅広く合いました。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のお巡りさん。職業柄、辛口っぽさも出てくるけれど、地は優しいし、けっこうイケメンです。しかも声が山寺宏一さん。
好き度:★★★★☆
【アニメてにをは・魔女の宅急便の復習】
— アニメてにをは@石曽根正勝 (@animeteniwoha) 2022年5月2日
【64】事故寸前のキキの振る舞いに、叱責に現れた警官。
アゴにへこみ(えくぼ?)があって、細かいところまで人物造形。作画監督の誰かの趣味のような。#金曜ロードショー #魔女の宅急便 #アニメてにをは pic.twitter.com/b1tzJaG04w
【DATA】
蔵元:岩波酒造合資会社(長野県松本市)
造り:純米吟醸 原酒
精米歩合:59%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2024年4月
出荷年月:2024年10月
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