【両関 Rz55 純米吟醸 亀の尾】
力強い 甘旨苦が じゅわスパッ
大好きな両関さん。いろいろ飲んできましたが、亀の尾は初めてじゃないかな?
亀の尾は、コシヒカリ・ササニシキ・あきたこまちなど数多くのお米の祖先になった食用米です。酒米では五百万石も美山錦も亀の尾の子孫。一時期廃れて全く栽培されなくなったのですが、1980年代に苦労して復活。その復活劇は、マンガ「夏子の酒」のモデルにもなりました。
とまあ、有名なお米ではあるんですが、僕の中にはまだ亀の尾の味のイメージができてないんですよね。どんな感じか、飲んでみましょう。
香りはザラメ糖のようなコクのある甘さと深い旨味とアルコール感。これは美味しそう。
口に含むと、ほんのりシロップの甘味。それに続いて旨味と苦味がじゅわっ!と広がりスパッ!と切れます。おお、美味しい!
甘口が多い両関の中では、比較的辛口な方ですね。でも、こないだの「Rz50 Dry Evolution」と同じで、甘味を感じる辛口です。
調べてみたら、日本酒度+3とのこと。なるほど。
ジブリで例えると「風立ちぬ」のカプローニさん。二郎の夢に出てくるイタリアの飛行機技師です。二郎を導くしっかりした大人で、遊び心もあります。導いた先に幸せがあるかどうかは微妙ですが、好きなことに対してまっすぐなのは間違いない。
満足度:★★★★
カプローニ伯爵は実在したジャンニ・カプロニがモデルです。カプロニ社のイタリア空軍偵察機「カプロニCa.309」の愛称は"GHIBLI"で、これがスタジオジブリの由来となっています。#風立ちぬ pic.twitter.com/hpggVS7KnQ
— キャッスル (@castle_gtm) 2019年4月12日
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