【勝山 特別純米 縁 】
強烈な 複雑バナナの 甘酸が、
だいぶお久しぶりの勝山さん。このお酒、まだインスタもブログも始める前、出張ついでに伺ったサケラボトーキョーさんでいただいて、印象に残ってたんです。こないだ大嶺カップを買った大阪・難波のエディオンに小瓶が売ってたので買ってきました。
香りは、くっきりアルコールを中心に、バナナの甘さとブドウの酸っぱさと乳酸とお米の旨味と穀物とスパイスと、、、いろんなものが複雑に混ざり合ってます。面白っ!
口当たりはとろっと入ってきて、酸味と甘味が鮮やかにスパーンと広がり、すうっと引いていきます。すると後半その代わりに、力強い旨味と野太い苦味がドドドドっとやってきて、そのまま通り過ぎて去っていく。後に残るのは喉と口の中にビリビリ残るえぐ味。不思議なことに、このえぐ味までも魅力的なんです。
温度が上がってきたら、香りも味もバナナ感マシマシ。これもまた美味しい!
2日目、あえて常温で置いてみました。瓶には常温保管って書いてあるから大丈夫なはず。
甘い香りが良いですねえ。でも、複雑さは1日目の方があったかも。
飲んでみると、やっぱり強烈。覚悟して飲まないと、むせてしまいそうです。でも、最初のインパクトに耐えたら、後は甘旨ぁぁーー! 油断すると吹っ飛ばされそうなんですが、クセになる美味しさでした。
スペックは裏ラベルに書いてあります。
アルコール分:15度 ・・・ 体感18度くらいでしっかり
精米歩合:55% ・・・ 意外と磨いてますね
使用米:ひとめぼれ100% ・・・ 酒造好適米ではなく普通の食用米です
宮城のお蔵さんはよく食用米を使ってますね。この複雑さの正体はこのお米かな? 食用米を使うとこういういろんな味が出てくる印象があります。でもこれって難しいんですよね。一歩間違えばただの雑味になっちゃう。それを上手く複雑味の中に収めているのが技術力なんでしょう。
ジブリで例えると「カリオストロの城」のカリオストロ伯爵。ルパンに言わせると「色と欲の伯爵殿」。でもそれって、ルパンの求めている(もしくはかつて求めていた)ものと基本的に同じですよね。実は根本では似た者同士なのかもしれません。魅力的な物語を彩る、魅力的な悪役です。
満足度:★★★★
18世紀に詐欺師の、自称・カリオストロ伯爵が実在します。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2020年11月20日
医師、錬金術師、オカルト専門家など、様々な肩書きを持つが、ほぼ詐欺師で、こういう人々は18世紀にヨーロッパでは数多く存在したようです。https://t.co/OXVjESPVlk#ルパン三世 #カリオストロの城pic.twitter.com/xJWGD5fFsm
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