こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]両関 >バロン(耳をすませば)

【両関 Rz50 純米吟醸 Dry Evolution】
(りょうぜき ドライエヴォリューション)

甘ドライ? これは辛口 進化形

両関

こないだ飲んだ両関のRz50 Sweet Emotionと対になるお酒です。大好きな両関、やっぱりこちらも飲みたかったんですよね。残ってて良かった!

香りは甘アルコール。強くはないんだけど、豊かな香りです。これは美味しそう!

口当たりはとろっとほんのり甘フルーティー。え?美味しいんだけど、これがドライ?
でもドライと名乗るだけあって、甘さはすっと引いて、爽やかな苦味がふわり。そしてそれもきれいに消えていきます。
これは確かにドライの進化系(Evolution)。ほの甘苦ドライです。こんなの初めて。美味しかったから珍しくおかわりして、それでも飽きたらずお持ち帰りしてしまいました。

で、家に帰って常温で飲んでみたらびっくり!甘味が引っ込んで、明確にドライ。しかもこれもめっちゃ美味しい! 普通はお酒の温度が上がると、甘味が開くイメージがあったんです。だからこれはびっくり。めっちゃ面白い!

そして次の日、冷蔵庫で冷やしたのを飲んだら、やっぱりほんのり甘い。楽しい! 美味しい!

スペック調べてみたらびっくりしました。日本酒度+9!? こんなにしっかり甘味感じるのに!

ジブリで例えると「耳をすませば」のバロン。猫の人形です。カッコよくて美しい。そして、対になる貴婦人猫人形・ルイーゼとの別れという甘くて苦いエピソードを持っています。
今回はあくまで、「耳をすませば」の人形バロン。雫の小説の中に登場するバロンでも、「猫の恩返し」のバロンでもありません。もっと凛としている感じ。

ああ!しまった!
このお酒がバロンなんだから、対になるSweet Emotionはルイーゼに例えとけばよかった! 「大人の恋 甘さの奥に ほろ苦さ」なんて書いてるんだから、ルイーゼにも合ってるのに!
まあ、あの時に書いた「紅の豚のクライマックスの2ヶ月後」という妄想も結構気に入ってるから、良しとしましょう。

満足度:★★★★☆

耳をすませば©スタジオジブリ

両関

 

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