【桒 KEGDRAFT 純米吟醸無濾過生原酒】
フレッシュな 甘じゅわしっかり ガスなしKEG
はじめましてのお酒、長野県飯田市・喜久水酒造の桒さんです。しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバー「KEG DRAFT SAKE」シリーズのお酒。これまでに飲んだKEGは、来楽・臥龍梅・ボーミッシェル・雪彦山・大信州・竹泉・貴。そのどれもスパークリングでした。でも今回はスパークリングじゃないお酒。どんなのか楽しみです。
ここで脱線。ワインではスパークリングじゃないものをスティルワインと言いますが、スティル日本酒というのは聞きませんね。あるのかなと思って検索したら、ジェニファーロペスの「スティル」という香水がヒットしました。日本酒が配合されていて、「日本酒、ローズ、ホワイトペッパー、マンダリン、アールグレイなど個性的な香りがちりばめられたセクシーな香り」なんだそうです。どんなんだろ?
閑話休題。桒さんに戻ります。
この「桒」と言う字。見慣れないですね。この字は、「桑」の変形文字なんだそうです。お蔵さんのある飯田市は、養蚕が盛んだった地域。かつては桑畑が点在していました。そのことから、絹のような滑らかな酒質とかつての華やかな歴史に思いを込めて命名したんだそうです。
まあ、めったに見ない字ですよね。ちなみに、長寿のお祝いで、桒寿(桑寿・そうじゅ)というものもあります。桒を分解すると十・十・十・十・八になることから、48歳のお祝い。こじつけだなあ。とは言っても、77歳の喜寿(喜=㐂)も、80歳の傘寿(傘の旧字が仐)も、88歳の米寿(米→八・十・八)も、90歳の卒寿(卒=卆)も、99歳の白寿(百-1)も、108歳の茶寿(十・十・八十八)も、111歳の皇寿(白=99・一・十・一)も、おんなじですけどね。
また脱線してしまいました。お酒に戻ります。
香りは、フルーティー甘アル。やわらかいリンゴ感があります。
口に含むと、いきなり甘じゅわん。そして、しっかりした酸味と苦味が追いかけてきます。ウマ!!
確かにフレッシュ。甘じゅわで、返り香も良いですね。
温度が上がってくると、ちょっと酸が立ってきます。これは雪冷え(5℃)が好きですね。
ジブリで例えると「ハウルの動く城」のレティ。主人公ソフィーの妹です。ソフィーとは全然タイプの違う華やかな美人さんで、カフェの看板娘。
満足度:★★★★
ハウルを初めて観た時からレティに憧れてる pic.twitter.com/X3QTIH8Aul
— れ 🐮 な (@07ppa) 2018年1月22日
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