こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

美田鶴 > オート三輪に乗った男性(となりのトトロ)[ジブリ酒]

美田鶴みたつる 純米酒 瓶燗火入】

甘酸ぽん フルーティーでも 旨ずずずん

美田鶴

美田鶴
美田鶴

ひとつ前の純米吟醸 無濾過生に続いて、鳳凰美田を醸す小林酒造の地元銘柄・美田鶴さん。今度は純米の火入れです。

実は美田というのは、お蔵さんのある栃木県小山市卒島の旧地名・美田(みた)村が由来。なるほど、鳳凰美田の美田もそうなんでしょうね。調べてみたら、美田村が誕生したのは1955年(昭和30年)。そして、1963年(昭和38年)には小山市編入されています。美田村があったのはほんの短い期間だったんですね。

それでは、早速いただきましょう。

香りは、アルコールとマスカット酸と米甘旨。純吟よりもちょっとしっかりしています。

口に含むと、最初から甘酸ぽんっ! からの、旨味ずずずん。
どちらかというとモダンなんです。でも、ただのモダンじゃない旨味がしっかり。鳳凰美田に通じる甘フルーティーさはありつつ、骨太な旨味もしっかりあります。なるほど、こちらも鳳凰美田らしさと地元酒らしさを兼ね備えたお酒ですね。

だしまかず
アテは、こちらのお店の定番・だしまかず。つまり、巻かないだし巻きです。スキレットで焼いた卵焼き。これがまた、ほっこりやさしくて、お酒にも合うんです。美味しかった〜。

ジブリで例えると「となりのトトロ」のメイが迷子になったシーンでサツキが会う、オート三輪に乗ったカップルの男性の方。こちらも、昭和30年代の田舎の舗装路をオート三輪で走ってるのに、なぜかちょっとモダン寄り。そして純米吟醸よりも骨太そう。
ちなみに、彼がサツキに怒鳴ったのは、オート三輪のブレーキは効きが良くなくて、すぐには止まれないからです。本気で危なかったから。

好き度:★★★★

美田鶴

美田鶴

 

【DATA】
蔵元:小林酒造株式会社(栃木県小山市)
造り:純米酒 瓶燗火入
原料米:栃木県産米
精米歩合:55%
アルコール度数:16~17% ・・・ 高め
製造年月:2023年2月

こちら、酒米と火入れ以外の公開情報は、全て純米吟醸と同じというのが面白いです。純米吟醸と純米なのに、精米歩合も同じ55%!

 

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