こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]開運 > 航洋丸の船員さん(コクリコ坂から)

開運 涼々かいうん りょうりょう

薄夏酒 夏の終わりの ハーモニー

開運

前に純米 山田錦を飲んで美味しかった静岡の開運さんです。その時は、酸味とほのかな甘味がきれいで、日本酒度+7なのに飲みやすくて美味しかったです。今回は夏酒ですね。楽しみです。

香りはほとんど感じません。
するする水のように入ってきて、ほのかな甘味と旨味がほわん。旨味だけじわんと残って、なにもなかったかのように消えていきます。

めっちゃ薄口。でも不思議と物足りなさはありません。テンション高く「うっまーーー!!!」ではないけど、しみじみ美味しい。

アルコール15度? 嘘でしょ。全然アルコール入ってる感じしない。ごくごく飲めます。ああ、美味しいなあ。
どちらかというと辛口なんだけど、口当たりが丸くて透明感のある、めちゃくちゃ飲みやすいお酒でした。

アテはなんでも合いそう。そして、アテと合わせると、ほんの少し味わいが膨らみます。夏の終わりのハーモニー。たぶんこれが今年最後の夏酒だしね。

ジブリで例えると「コクリコ坂から」のラスト近くで一瞬出てきた、小野寺さんの部下の船員さん。イケメンですし、海の男で夏っぽい。と言ってもまあ、ピンときませんよね。名前もありませんし、台詞も一言「はっ」(`・ω・´)ゞっと言うだけ。このお酒を飲んだ時に思ったのが「影の薄いイケメン」というキーワードだったんです。

でも彼、たぶんめっちゃ優秀な人です。制服の肩章をよく見ると、線が3本入っています。これは、一等航海士であることを表していて(ちなみに船長の小野寺さんは4本)、船の運航に携わる甲板部の、船長に継ぐナンバーツー。小野寺さんが席を外している間は、全権を委任されています。若く見えるのに、やるなあ。

満足度:★★★★

コクリコ坂から©スタジオジブリ

開運

開運

開運

 

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