【菊正宗 しぼりたてギンブルー】
ひと口目 もの足りないかと 思ったら
ずっと探していたギンブルー! やっと見つけました。
こちら、ギンパックのシリーズの低アル新製品。発売は今年2024年の9月9日。最近めっちゃ話題になってる月桂冠さんのアルゴが9月23日だから、ほぼ同時期ですね。ただ、アルゴがテレビCMまで打ってかなり広範囲に配下してるのに対して、こちらはメインチャネルであろうスーパーやドラッグストアをだいぶパトロールしたけどなかなか見かけませんでした。ようやく飲める!
ちなみにこの子、ブルーは、B:Balance、L:Light、U:Usual、E:Enjoy という意味だそうです。こじつけだろうけど、上手い!
それではさっそく飲んでいきましょう。
香りはひかえめ梨フルーティー。ギンパックと同じような香りだけど、少しやわらかいですね。
口当たり、なめらかするりと水のよう。やわらかリンゴと梨の酸、ふわっと穏やかに現れて、追って最後に甘旨渋。うん、薄口で美味しい。
酸はスポドリっぽくて少し輪郭あるけど、甘旨渋味はぽややんと。全体的にやわらかく、バランスは良いけど、派手さは全くありません。含み香はほとんどないけど、後味は甘旨な心地良さがじんわり残って、ゆっくり溶けていきます。
味わいは淡いです。正直、最初は物足りなさもありました。飲みごたえは全然ありません。でも、杯を重ねても飲み飽きないんですよね。それどころか、やさしい甘味と心地よい後味の良いところが沁みてきて、魅力が上がっていく。これは、一口目のインパクトを求めるお酒じゃなくて、ゆっくりちびちび長く飲むのが良いですね。どんどん好きになる。
合わせて造ったアテは、ナスと鶏肉のみぞれ煮。鶏もも肉がプリプリで、じんわりほの甘、たっぷり旨味。これにお酒を合わせると、甘味は目立たなくなるけど、控えめだったお米の旨味がぽわああっと前に出てきます。そして良い意味でアル添らしいアル辛口感が現れてスパッと切る。
爽やかで気持ちいい。クセはないから食中酒でもいけるとは思ってたけど、予想を超える合わせやすさ。一緒に作った「超手抜き旨塩シャンタンにゅうめん」にも合うし、チーズに合わせたらお酒の甘味がかわいくぽわん。日常の食事に合わせて飲むのが良いですね。
えっ? いつのまにか900mlのパックの半分以上飲んでる。なのにまだ飲めそうなのが低アルの良いところ。
さて、せっかくだから、普通のギンパックとも比べてみましょう。
香りも味もとても似てます。ブルーではそれが淡くなった感じ。飲み比べると、そんなに濃くないギンパックが濃く感じますね。14度のアルコールでもくっきり感じる。華やかなのはやっぱりギンパック。だらだら長く飲んで心地よいのはギンブルーですね。どっちも好き。ギンパックのレビューはこちらです↓
そして、月桂冠アルゴとも比べてみます。ライバル対決!!
口当たりのやわらかさは同じくらい。どちらもめちゃくちゃやわらかい。ただ、そこからの味のふくらみは、アルゴの方がありますね。酸が、大きくはないけどはっきり。ギンブルーもアル感はかなり少ないけど、さすがにアルゴはもっとわずかだけ。でもいちばんの違いはやっぱり香りです。香りはやっぱりギンシリーズの方がずっと華やか。ギンブルーはギンパックよりはおだやかとは言え、やっぱりこの香りは凄いです。好き!!! アルゴのレビューはこちら↓
ジブリじゃないけど例えると「カリオストロの城」のクラリス。幼い日のクラリスですね。おとなしくて、奥ゆかしくて、かわいらしい。
好き度:★★★★☆
ロリクラリス可愛い#ルパン三世#カリオストロの城 pic.twitter.com/ju48OlTK8t
— クロス (@shoot_drive) 2018年1月19日
【DATA】
蔵元:菊正宗酒造株式会社(兵庫県神戸市東灘区)
造り:普通酒 生貯蔵酒
アルコール度数:10% ・・・ 低い
日本酒度:±0 ・・・ 普通
製造年月:2024年9月
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