【菊正宗 キクマサギン 生酒】
渋アルが 置くと落ち着き ロック向け
こないだ、リニューアルされたギンリッチを飲んだ菊正宗さん。今回は、10月に発売された新商品です。
このキクマサギン、菊正宗さんのプレスリリースによると、
『本商品は、「しぼりたてギンパック」の原酒を一切加熱処理することなく、最小限の加水調整のみで瓶詰めしたお酒です。』
だそうです。これは期待。
ちなみにこのお酒、アルミの化粧袋に入ってます。これは、お酒の劣化につながる紫外線をシャットアウトするため。しぼりたての味わいを守る意気込みが感じられますね。
袋を取ると、中は白と銀のシンプルな色合いのラベル。カッコいいんだけど、ぶっちゃけ写真は撮りにくいです。まあそんなのいいんですけどね。ただ、フタが固くて開けにくいのはなんとかしてほしいです。
それでは飲んでいきましょう。
色はほんのり緑の入った薄黄色。
香りはふわっと梨米苦アル。普通のギンパックよりおだやかに感じますね。でも、17度らしい高アルコール感があります。
口当たり、意外にとろり、ほの甘味。ちょっとだけ加水されてるからか、原酒の尖った感じはありません。甘味はふんわり梨メロン。それがふわっと広がるけれど、同時にぐぐっと苦渋味。アルコール感も強いですね。
この苦渋アルはちょっと気になるなあ。後味にも長く残ります。含み香も苦渋甘アル。
うーん。ちょっと放置してみましょう。
3日目、苦渋がちょっと落ち着いてきました。
そして、ギンリッチもロックが良かったから、こちらもロックにしてみます。
おっ!化けた!
とろ甘そのまま残りつつ、味わいするっとすっきりに。良いですね。雑味が減って、苦味も気にならなくなって、含み香が気持ち良くなりました。いやいや、美味しいやん。
初日にあんまり合わないと思った方は、数日置いてみてください。そして、ロック推奨!
アテに作ったのは、カッチョエペペ。チーズと黒コショウのシンプルパスタです。濃厚チーズのコクと、黒コショウの爽やかスパイシーな香り。それがフルーティーなお酒にめっちゃ合います。
ちなみに、ギンパックとの飲み比べもしてみました。やっぱりギンパックの生酒という感じはあんまりしませんね。ギンパックとギンリッチは兄弟みたいだけど、キクマサギン生は親戚のおじさんくらいの感じ。ギンパックについては、リニューアル前後の飲み比べもしているので、明日アップ予定です。
ジブリで例えると「ゲド戦記」のテルー。ヒロインです。最初はかなり苦渋が強いけど、最後にはすっきりかわいく見えてくる。
好き度:初日★★★ → 3日目ロック★★★★
テルー出来た(⌒▽⌒)
— もっりー (@B9Xch4n) 2023年8月24日
なんか思ったより仕上がった(((o(*゚▽゚*)o)))#ジブリ#透明水彩#ゲド戦記#芸術同盟 pic.twitter.com/oIOTxs5Zry
【DATA】
蔵元:菊正宗酒造株式会社(兵庫県神戸市東灘区)
造り:普通酒 生貯蔵酒
アルコール度数:17~18% ・・・ 高い
日本酒度:+1.0 ・・・ 普通
酵母:キクマサHA14酵母(特許第6119881号)
製造年月:2023年9月
菊正宗さんは、去年、特集記事も書きました。でもその後、注目の新製品も出てるし、そろそろ更新版を作らなきゃですね。
関連記事:
- 価格: 1188 円
- 楽天で詳細を見る