【シン・タカチヨ 扁平精米 無ろ過生原酒 0-type 零】
オレンジの 酸甘ジューシー 酸キリリ
はじめましてのシン・タカチヨさん。もちろん、たかちよや高千代や59Takachiyoや髙龗は飲んでるけど、カタカナタカチヨは飲んでなかったんです。あ、新しく出た巻機もまだ飲んでないですね。
高千代酒造さんの銘柄にはちゃんと区分けがあって、漢字高千代は辛口で、ひらがなたかちよは甘口。59Takachiyoはスペックを扁平精米59%・協会1801号酵母・純米吟醸無調整生原酒に固定してお米の違いを楽しむシリーズです。
カタカナはどんなコンセプトになるのかと思ったら、まさかの昼呑み特化型。しかもどこかの監督作品みたいに「シン」が付いています。
この「シン」には、
・真実を見つめ
・深く技能を追求し
・信じる仲間と共に
・心を込めて
・新しい未来へ
・進化いたします
という想いが込められているんだそう。うん、こじつけっぽい。
シン・タカチヨさん、酒屋さんでは見たことはあったんです。でも噂で、酸味中心というのを聞いてたんですよね。僕の苦手なやつかもしれないから、1本買うのは躊躇していました。それがやっとお店にあった! しかも実はこの日は昼呑みです。そんなのもう注文するしかない! 1杯目にいただきます。
ちなみにこちらのお店・奈良の「和食ダイニング 拓」さんは、日本酒用の冷蔵庫が3台あって、そこから勝手にお酒を取って、自分で注ぐスタイル。酒器の大きさで値段が変わります。一番小さい20mlのお猪口は100円だから味見にはぴったりで、この狸の70mlぐい呑みは300円です。リーズナブル!! いつものお店の常連さんに教えていただいました。ありがとうございます。めっちゃ良いお店です。奈良で日本酒いろいろ飲みたいならオススメ!
香りはネーブルオレンジ。酸中心でほんのり甘さ。
口に含むとオレンジの酸味がじゅわっとジューシーに。甘味もほんのりだけどちゃんとあり、苦味はないけど渋味がじわん。
おおお!美味しいやん。めっちゃジューシー。アルコール12度の低アルだけあって軽いのに、味わいはしっかりありつつ、酸がキリっとしています。
アテは、ゴボウの唐揚げ。こちらのお店のイチオシっぽいですね。ゴボウの滋味と塩味が、お酒のジューシーさをさらに際立たせます。合う!
ジブリで例えると「紅の豚」のラウラちゃん。フィオの従姉妹4人組のひとりで、2番目に歩いてくる子。ちょっと人見知りっぽい先頭のソフィアちゃんの背中をそっと押してあげます。フレッシュでかわいくて、ちょっとキリッとした子。将来絶対美人さんになりそう。
好き度:★★★★
【DATA】
蔵元:高千代酒造株式会社(新潟県南魚沼市)
造り:純米 無濾過生原酒
原料米:新潟県魚沼産 一本〆
精米歩合:65%
アルコール度数:12% ・・・ 低い
製造年月:2024年1月
関連記事: