【北雪 大吟醸 YK35】
甘ふわん しっかり米旨 アルずばっ!
こないだ佐渡の鬼ころしを飲んだばかりの北雪さん。今回は、北雪さんの代名詞とも言える、YK35です。
って、その前にまずはココの場所を説明したい!
この北雪さんをいただいたのは、8月8日に銀座に移転新装開店した新潟県のアンテナショップ「THE NIIGATA」です。
THE NIIGATAの2階では、いろんな新潟のお酒を試飲できるんです。
そのシステムがなかなか面白くて、「のまっせ」という機械でお酒を注ぎます。「のまっせ」は、福島県会津若松市の(株)シンクさんが開発したIoT日本酒ディスペンサー。まさかこんなところで出会えるとは!! シンクさんは、会津若松に「 デジタル田園酒場 かんます」というお店を作ってて、そこにこの「のまっせ」があるんです。僕も伺ったことはないんですが、かんますの看板娘・おそらく史上初の唎酒師VTuber・ほのりさんの配信で紹介されてたから、のまっせの名前だけはなじみがあったんですよね。
お酒を注ぐまでの手順も面白いです。まず、レジで1500円払って、お猪口と5回分の試飲ができるQRコードが印刷された紙をもらいます。で、のまっせの前にお猪口を置いて上にQRコードをかざすと、お酒が注がれる仕組み。5回使い切ったら、そのQRコードは無効になります。お酒には手を触れることはできないけど、近くに紹介文があります。
また、運が良ければお酒の紹介カードをもらうことができます。
ちなみに、お酒はどれでも同じく1回カウントです。ってマジ? この北雪さん、YK35というだけあって、けっこうなお値段の高級酒なんです。それが他のお酒と同じ1回分で飲めるなんて、めちゃくちゃお得!!
YK35というのは、全国新酒鑑評会で金賞を獲るための鉄板と言われるスペック。Y:山田錦、K:熊本酵母(協会9号酵母)、35%精米の略でYK35。精米歩合35%だからそりゃお値段も高くなりますね。めったに飲めないお酒だから、小さいお猪口だけど本気で味わいます。
香りは米甘、アルぽわん。ああ、磨かれた高級感のある香り。
口に含むと最初から、しっかり米旨、乳酸感。その後に全体ふくらんで、旨味とアルコールでずばっと切ります。お米の旨味が中心だけど、甘味も意外にありますね。バナナのような、やわらかフルーティーな甘味です。
含み香、きれいなアルコールつん。旨アルの力強さもあります。後味、苦渋しっかりじわわ。
甘ふわん しっかり米旨 きれいなお酒。鑑評会系の味わいで、たしかに美味しいです。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の立花さん。主人公・海ちゃんのお父さんの仲間で、リーダー格。3人の写真の真ん中にいる人です。キリッと硬派なイケメンで、男の色気もあります。
好き度:★★★★
コクリコ坂からのこの写真に憧れて卒業式終わりに友人と撮りに行ったのは良い思い出
— コバルト 仮釈放中 (@yWSR5FFMD6AtzJN) 2023年7月14日
#金曜ロードショー
#コクリコ坂から pic.twitter.com/LYRsmYNR66
【DATA】
蔵元:株式会社 北雪酒造(新潟県佐渡市)
造り:普通酒
原料米:五百万石
精米歩合:70%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+15 ・・・ 超辛口
製造年月:2024年4月
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