こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]村尾 > ムスカ(天空の城ラピュタ)

村尾むらお

優しいと 思わせといて 仮面の下は

村尾

魔王」「村尾」「森伊蔵」のプレミアム焼酎3M飲み比べ第2弾です。村尾もやはりレア酒。焼酎ブームが去った今でも、通販サイトでは普通に1万円を超えるプレミアム価格で売られています。

3M

前提として、今回は3本ともストレートでいただきます。どれも当然芋焼酎らしい味わいですし、全部美味しかった。以下ではその中でのちょっとした違いを見ていきます。

村尾さん、香りは3本の中で、最も酸がはっきりしています。爽やか。
口に含むと、まず香り通りの爽やかな酸味。続いてほんのり優しい甘さが現れます。
ところが、ここで優しい仮面を脱ぎ捨てる。
荒々しい旨味とアルコール感が、ガガガっと現れ、喉までビリビリ余韻が続きます。

こちらもアルコールは25度。前に黒糖焼酎「龍宮」を飲んだ時にも触れたんですが、芋焼酎のできたて原酒のアルコールは、37〜40度です。それに加水して25度にしてるんですね。
ちなみに今回の3Mは全て25度。他の銘柄でも、焼酎の度数の主流は25度か20度のどちらかです。25度にそろっているのには旧酒税法が関わっていて、以前は26度未満は酒税の税率が一律だったんですね。それで、みんなギリギリの25度に合わせたんだそうです。味わいとかは関係ないんですね。

ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」のムスカ。途中までは「君は床に伏せていたまえ」とか「流行りの服は嫌いですか」とか優しく言ってるくせに、本性は実にえげつない。そしてそれが悪役としての大きな魅力です。

満足度:★★★★

↑前にムスカに例えた「天賦」のときに引用したやつの別バージョンです。
石原さんのイラスト、ほんと好き。

村尾

 

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