【越後桜 純米大吟醸】
米甘に 旨苦アルが 力強く
お久しぶりの越後桜さん。新潟県阿賀野市・越後桜酒造さんのお酒です。前回飲んだのはスーパーに売ってた大吟醸。大吟醸にしては安くて、入手もしやすいんですよね。ちなみに越後桜酒造さんは生産量の半分以上がその大吟醸酒なんだそう。徹底したオートメーション化・効率化で安価を実現し、強い流通力で全国のスーパーに配下しています。そして、実際飲んでみるとちゃんと美味しいんですよね。
越後桜酒造さんは、こないだ飲んだ「武蔵之国一之宮 鬼ころし」の小山本家酒造さんを中核とする世界鷹小山家グループの一角。このグループはスーパー・量販店・コンビニなんかに強い流通網を持っていて、とてもよく見かけます。
実はこのお酒を買ったのは4月の上旬。散歩してたら桜が見事で、写真を撮りたいなあと思って近くのスーパーで桜っぽいのお酒を買ってきたんです。ちなみに桜+お酒の写真では、これまで、わかむすめ 薄花桜・仁喜多津 伊予の薄墨桜・櫻正宗・かたの桜を撮っています。
今回の越後桜さんは、純米大吟醸。こちらも特に最近よく見かけて、ちょっと気になってたんですよね。それでは飲んでいきましょう。
香りはほわんと甘旨アル。お米の甘旨で、ちょっと糠っぽさがありますね。アルコール感はカドがくっきり。
口に含むと甘旨苦。甘味は米シロップとアルコール由来っぽいですね。旨苦はくっきり硬質穀物感。その旨苦がぐぐっと主張して、後味にも長く残ります。良く言えば複雑味。
なかなか味わいの強いお酒ですね。個人的には前に飲んだアル添大吟醸の方が好みでした。
っと、ここで思いついた。
この強さは、ロックにしたら良いんじゃない?
そしてそれが大当たり。やさしく美味しくなりました。ちょっとキツいと思った方は、ぜひロックを試してみてください。
アテは、エリンギのバター醤油炒め。やさしいしっかり旨醤油味とお酒のきりっと旨味が融合して、苦味がおだやかになって、うんま!
チンジャガロースも良かった。リュウジさんの至高のチンジャオロースのタケノコをジャガイモに置換したやつ。正直、タケノコよりウマいんじゃね?って思ってます。至高シリーズだけあって、作るのはちょっと手間かかるんだけど、その価値はあります。激ウマ!! これも、中華のしっかり味をお酒がぶった切ってくれて良い感じです。
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のクロトワ。クシャナ殿下の副官です。大きな国の体制に従いつつ、野心バリバリ。でも部下からの信頼が厚いたたき上げです。
好き度:★★★☆ (→ロック★★★★)
今日はナウシカを観た。
— やぐ (@yag10818) 2023年7月7日
昔描いたクロトワ氏を発掘。
このおじさん27歳なんよな…ウワー
原作の漫画の線が好きでした。 pic.twitter.com/x2V6Zu5dU0
【DATA】
蔵元:越後桜酒造株式会社(新潟県阿賀野市)
造り:純米大吟醸
精米部外:45%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+1 ・・・ 普通
酸度:1.4 ・・・ 普通
製造年月:2023年12月
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