【朝日山 純米吟醸】
ほの甘と くっきり苦アル ガツンふわぁ
ちょっと前に上善如水と湊屋藤助を飲み比べたとき、このお酒を思い出したんです。この2つと同じように、新潟のお蔵さんが造る淡麗辛口と、別ブランドを付けた新機軸酒。
朝日山は、久保田を醸す朝日酒造さんのお酒。このボトルはファミマ限定です。5月に飲んで美味しかったんですが、それ以来どのファミマに行っても売ってないんですよね。もう終売しちゃったのかと思ってたら、やっと見つけました。
まずは、前回美味しかった常温から。
香りはストレートなアルコール感の中にほんのり甘さ。あれ? 前回よりも刺激が強いように感じます。
口に含むと、苦アルコールがガツン。甘味もあるけど、前回より苦味とアルコール感の主張が強いです。
キンキンに冷やすと、苦すっきりで良い感じになってきました。でも、まだちょっと実力を出しきれてない気がするので、数日置いてみます。
で、3日後に再チャレンジ。
お、落ち着いてる。アルコール感はあるけど、その中の嫌な刺激がなくなってますね。苦甘アルコールしっかりで、美味しいです。存在感はあるけど嫌味のない苦味と、強くはないけど砂糖のようなくっきりした甘味。旨味や酸味は控えめです。アルコール感は15度にしては主張が強くて、最後は含み香になってふわぁっと飛んでいきます。
この日の晩ごはんだった、スパイシーなボークソテーによく合います。エスニック料理なんかにも良さそう。
口開けで飲んで「きつい」「固い」と思ったお酒は、このようにちょっと置いておくと化けることありますよね。うまく育ってくれました。
ジブリで例えると、前回と同じ「風立ちぬ」の本庄。主人公・二郎の大学時代からの親友です。いつもしかめっ面してるけど、めちゃくちゃ良い奴。東大卒の優秀な飛行機設計者。そして二郎よりずっと常識人で周りが見えていてイケメン。スペック高っ! 苦味が前回よりしっかり感じられるので、余計ぴったりですね。
満足度:★★★★
第1回鳥人間コンテストの優勝機の設計をしたのは「風立ちぬ」の主人公、堀越二郎ライバルの本庄季郎です。#鳥人間コンテスト をジブリで解説 pic.twitter.com/yVVQuWZ7Qu
— 笑う岡田斗司夫 (@fukayomiotaking) 2021年9月2日
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