【蓬莱 日本酒がワインを超える日 出版記念酒 特別純米酒】
力強い 旨じゅわアルくわっ 切れズバァ
日本酒会の5杯目。こりゃまたレアなお酒ですね。大好きな蓬莱の渡辺酒造店さんの渡邊社長が先日出版された書籍「日本酒がワインを超える日」の出版記念のお酒です。
この本は、売上が半減した斜陽の酒蔵に戻った社長が、いかにして17年連続増収増益・年商400%を達成し、世界酒蔵ランキング2020で1位を獲るまでに成長したのかを語ったビジネス書。渡辺酒造店のファンの僕は、速攻買って読みましたよ。「エンタメ化経営」を目指しているだけあって、面白いエピソードが満載でした。
渡辺酒造店のお酒の名前って、正直、あざといものが多いです。「蔵元の隠し酒 target="_blank"」とか「家宝伝承酒」とか「最高級極秘酒」とか「裏事情」とか「家伝手造り」とか「出品酒 ノーラベル」とか。本を読むと、それをいかに戦略的にやっているかがよくわかります。
そして、その前提として大事なのが、そもそものお酒が美味しいことなんですよね。ラベルで煽って中身が大したことなかったら、もうそこのお酒は飲む気がしなくなります。でも、蓬莱は美味しいという信頼があるから、喜んで煽りに乗っちゃう。この本を読んで、ますます渡辺酒造店さんが好きになりました。
で、話しは戻ってこちらのお酒です。
香りは甘アルくっきり。
口に含むと、甘旨ぽわん。そこから旨味がじゅわっ!! アルコール感がくわっ!! 後味ズバァ!!
これはインパクトのありますね。力強い。アルコールは16%ですが、体感は17~18%くらいガツンときます。何日か置いたらもっと美味しくなりそうな予感もあります。
ジブリで例えると「もののけ姫」のモロ。美輪明宏さんの声が印象的なヤマイヌの神様です。力強く大きく美しい野性。一方でサンへの愛情も深いです。それ故にアシタカへは、くわっと牙をむく。でもアシタカを認めているからこそ「おまえには、あの若者と生きる道もあるのだが・・・」という言葉が出るんですよね。
満足度:★★★★
モロの君 彼女はあまり本心を語らない。アシタカがサンを解き放つように説得するも「黙れ小僧!」と一喝するシーンは有名。だがその後戦場に向かうことを決意するサンに「お前にはあの若者と生きる道もあるのだが」と。 pic.twitter.com/0MeWvHaZtT
— れろ (@KibakiG) 2021年1月19日
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