こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]朱雀門 > ジル(風の谷のナウシカ)

朱雀門すざくもん 吟醸

しっかりと 酸甘旨苦 熟成味

朱雀門

いただきもののお酒。奈良豊澤酒造さんの朱雀門です。豊祝という銘柄がメインで、近鉄難波駅改札内に直営の立ち飲み屋さんが入ってるのでも(一部には)有名ですね。
朱雀門というのは、平城京の宮城(大内裏)の南側にある正門のことですね。現在は、1998年に復元されたきれいな門を、平城宮跡歴史公園で見ることができます。

朱雀門
ちなみにこちら、箱入りで300ml1200円という高級酒。ただ、不安があって、これ2020年6月製造で、常温放置されてたとのこと。1年半かあ。要冷蔵ではないけど、大丈夫かな?

朱雀門
色はほんのり黄色。香りは黒糖の甘さとカラメル苦さ。ああ、やっぱり熟してますね。

口当たりは、するり。でもすぐに、熟成らしい酸甘苦旨がぐいっと広がります。そして高アルコール含み香ビューン。
この甘苦さは、元々の味わいじゃなさそうですね。元はすっきり辛口で、熟成されて甘味苦味が出てきた感じです。悪くはありません。でも、元々結構なお値段のお酒だから、かなり味は変わってるんだろうなあ。

スペックは調べてみたけど、サイトによってバラつきがありますね。2020年6月ロットのものがどれだかわからないのですが、日本酒度+5というのは共通してたので、やっぱり辛口っぽいですね。そしてやっぱり、味わいはだいぶ変わってそうです。


アテに合わせたのは、グリコのスナック「Cheeza」(チーザ)のヨーロピアマスカルポーネ仕立て。新製品かな? こないだ、LIBROMを飲んだ時に、初めてマスカルポーネを単体で食べて、ほのかなミルクっぽさがめっちゃ美味しかったんです。あのほんわり優しい味を、Cheezaでどう表現するのか気になります。っと思ったら、チーズ分63%のうち、チェダーチーズが53%で、マスカルポーネは6%だけとのこと。食べてみたら、やっぱりチェダーの味が効いた、しっかりと濃い味わいでした。これはこれで美味しい! マスカルポーネっぽさは少なかったですけどね。でもその濃い味が、熟成したお酒にばっちりでした。

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のジル。風の谷の族長で、ナウシカのお父さんです。立派な髭が威厳ありますね。腐海の毒のせいで体が動かなくなっています。
冒頭のシーンで、ナウシカはユパ様に「1年半ぶりですもの」って言ってます。その後「父が…。父はもう飛べません」「ジルが?森の毒がもうそんなに…」という会話があるので、1年半前には飛べるくらい元気だったのでしょう。1年半で、こんなになっちゃったのかあ。弱気にもなってて、ユパ様に「そろそろこの谷に腰を据えぬか?」なんて言っちゃってます。それでも、トルメキア兵相手に剣を握るくらいにはしっかりしています。

満足度:★★★☆

朱雀門

朱雀門

 

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