【LIBROM Saliva 】
甘酸苦 ほのかにレモンの 新しさ
気になっていたお酒、リブロムさんです。こちらは、今年福岡で開業したばかりの新しい醸造所・LIBROM Craft Sake Breweryのお酒。分類上は「その他の醸造酒」になっています。
実は日本酒の製造免許は、新規取得がほぼできない状態なんです。だから、リブロムさんはお米・米麴の他に副原料を入れることで日本酒の分類からは外しているんですね。
とは言え造りはほとんど日本酒。代表の柳生さんは「わかむすめ」の新谷酒造や、酒造りの神様・農口尚彦研究所の農口さんの元で、蔵人の穴見さんは「あべ」の阿部酒造で修行されたそうです。
新しい蔵を立ち上げるという凄いチャレンジ。その初年度のお酒ですので、心していただきます。
香りはほとんど感じません。
口当たりは、さらりほの甘酸。中盤からレモン感が出てきますが、味というよりは気配という感じ。酸味はそんなに強くありません。きれいなお酒ですねえ。
後味はふわりとなくなります。キレが良いというよりは、気持ちよく消える感じ。美味しい!
調べてみたら、レモンを感じるお酒によくある白麹を使っているのではないそう。通常の乳酸ではなく、レモンのクエン酸で速醸酒母を造っているのだとか。酵母も世界初かもしれないというレモン酵母。挑戦的ですねえ。
それなのに、味わいはすっきりきれい。間違いなく新しい風を感じます。今後も楽しみ。
アテに合わせたのは、酒盗マスカルポーネ。マスカルポーネというのはイタリア原産のクリームチーズで、ティラミスの材料として有名なチーズです。そのまま食べるの初めて。
正直なところ、リブロムさんは酒盗のしっかり味とは合いませんでした。でも、マスカルポーネのふわりとしたミルク感の豊かな後味との相性は抜群!美味しいなあ。
ジブリで例えると「君たちはどう生きるか」のコペル君。すいません、まだ完成していない作品です。この作品は宮崎駿監督が現在製作中で、2023年に完成予定とされています。原作は吉野源三郎さんの同名の小説。ジブリのことだから、原作と内容が結構違うことはよくありますし、この作品もタイトルだけ取って内容は別物と言われています。だからすいません、コペル君は原作小説の方の登場人物です。
コペル君は、15歳の少年。優秀だけどいたずら好き。原作小説は、そんな主人公が、悩みながら人間として大きく成長する姿を描きます。
満足度:★★★★
先週『君たちはどう生きるか』の、定例ラッシュチェックが行われました。ラッシュチェックとは、完成した映像を、宮崎さんを中心にスタッフが試写室で最終確認すること。
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) 2021年5月3日
この量で、約3分半。
少しずつ、完成へとにじり寄っていきます。 pic.twitter.com/looq71lBrj
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