【くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33】
甘じゅわん 芳醇だけど まだ固い
去年2021年に飲んだ423杯の中で2位になったお酒。くどき上手の春の限定酒です。めちゃくちゃ美味しかったなあ。
香りは甘アルぽわん。お米とメロンの甘さと恍惚アルコール。アルコール感がはっきりあるのに、嫌な感じは全くありません。幸せな香り。
口に含むと、甘じゅわん。メロン米シロップみたいな豊かな甘味で、奥にある酸旨苦味が深みを与えています。そこから旨苦がじわんとふくらんで、甘アル含み香がほわん。
ウッマ!!!
めちゃくちゃ美味しいです!
ただ、惜しいけど、去年の感動には届きません。まあ去年も、初日はちょっと固くて、感動したのは開栓から1週間のタイミングでしたからね。最初はあえて聞かなかったんだけど、飲み終わってから聞いてみたら、この日が開栓初日とのこと。やっぱりかあ。まだ固いけど、これからさらに美味しくなるんでしょう。苦味が減って、甘味は増すはず。でもこちらのお店じゃ、1週間はもたずに無くなるんだろうなあ。これはやっぱり買って家で育てるお酒かも。
スペックは、
造り:純米大吟醸 生酒
原料米:山形県産 出羽燦々
精米歩合:33%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:マイナス5.0 ・・・ 甘口
酸度:1.2 ・・・ 低い
ジブリで例えると「風立ちぬ」の、シベリアを受け取らなかった少女。物語中盤、主人公の二郎が、シベリアというお菓子を”恵んであげようと”するけど、この少女は受け取りません。施しを受ける謂れはないと思ったんでしょうね。かわいくて、将来美人さんになる可能性を秘めています。でもまだ表情は固いです。
満足度:★★★★☆
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