【蓬莱 幻とは手に入らぬこと】
濃厚な 甘苦アルが どどどどど
しばらくぶりのお酒、岐阜県飛騨市古川町・渡辺酒造店さんの蓬莱です。わかる人が見れば、このお酒を知らなくても、この煽りたっぷりの商品名を見ただけで蓬莱さんだってわかっちゃいますね。蓬莱さん、「蔵元の隠し酒」とか「家宝伝承酒」とか「最高級極秘酒」とか「裏事情」とか「家伝手造り」とか「出品酒 ノーラベル」とか「非売品の酒」とかそんな商品名のお酒が多いんです。普通のお蔵さんがそんな名前つけたらちょっと引いちゃいますが、渡辺酒造店さんならもう仕方ない。しかも、名前に恥じず美味しいですしね。
今回の「幻とは~」は、今年1月にも飲んでます。その時は生酒だったんですが、今回は火入れ。違いはわかるかな? それでは飲んでいきましょう。
香りはほの甘アルコール。19度の原酒らしいくっきり力強いアルコール感があるけど、これが全然イヤじゃない。美味しそう。
口当たり、ぽわんと甘旨、米シロップ。そこから甘苦アルコール、全部一気にどどどどど。
濃い!! 強い!! でもどこかやさしい。
アテは、試作品を味見させてもらったイカスミチャンジャチーズがめっちゃ合う! 見た目はちょっとアレだけど、イカスミチーズのコクの後にチャンジャのピリ辛が来て、濃厚うんま! それをお酒の強い甘旨苦アルが強引にぶった切ります。強引だけどちょっとやさしくて気持ち良い。
ちなみにこの試作品、後ほどネギを加えて完成しました。ネギのシャキシャキ爽やかさで、見た目も触感も良くなってさらにうっま!
プルコギ春巻きにも合いますね。ひとつ前の田酒さんではフルーティーさが引き出されてたけど、蓬莱さんはそれとは違って、濃いプルコギをお酒の甘苦アルで塗り替える感じです。
いやあ、濃くて強いお酒でした。ここまで強いと、生酒かどうかなんて全くわかりませんね。
ジブリじゃないけど例えると「カリオストロの城」の次元。ピンチを楽しめる遊び心と、どこかやさしいハードな男らしさ。普段からS&Wのコンバットマグナムを撃ちまくる力強さがありますが、カリオストロでは対戦車ライフルまでぶっぱなしています。
好き度:★★★★
カリオストロの城より 模写
— モトジママサユキ (@BkMoto) 2022年2月7日
『 指輪と同じ紋章だぜ 』
透明水彩、ヴィフアール紙#絵描きさんと繫がりたい #イラスト好きさんと繋がりたい #みんなで楽しむTwitter展覧会 #イラスト #水彩 #次元 pic.twitter.com/dZjnKANAtj
【DATA】
蔵元:有限会社 渡辺酒造店(岐阜県飛騨市古川町)
造り:普通酒 原酒 フタ麹法
原料米:ひだほまれ
精米歩合:68%
アルコール度数:19% ・・・ 高っ!
日本酒度:-3 ・・・ 甘口
酸度:1.6 ・・・ 高め
製造年月:2023年10月
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