【菊正宗 キクマサ ネオカップ】
淡麗な おだやかやさしい 辛口酒
しばらくぶりの菊正宗さん。好きなんですよね、菊正宗さん。前に特集記事も書いていますし、去年1年間で最もたくさん飲んでたのが菊正宗さんでした。まあ去年は、初心者向け熱燗特集で使ったり、リニューアルしたギンリッチや新製品のキクマサギン生、ギンパックのリニューアル前後飲み比べなんかをしていたからちょっと特別ですけどね。
だから、スーパーでこのお酒を見つけたとき、ちょっとびっくりしたんです。なにこれこんなの見たことない!
調べてみたら、3月11日発売の新製品のようですね。また、この製品の発売に合わせて、ネオカップ全体のブランド戦略も更新されています。めっちゃ力が入ってる!
その中での「キクマサ ネオカップ」というネーミング、ネオカップ戦略の中核となることが期待されている製品なんですね。めっちゃ重要な一手。
それがどんなお酒になっているのか、飲んでいきましょう。まずは冷蔵庫でしっかり冷やして、雪冷え(5℃)でいただきます。
香りはほとんどありません。奥にかすかにアルコール。
口当たり、するっとおだやか水のよう。やさしい旨酸ふわっと広がり、そのまま喉を通ります。淡いですね。でも、余韻にお米の旨味がほわぁ。
甘味はほとんどありません。旨味も苦味も、とてもおだやか。まさに淡麗辛口です。正直、悪くはないけど好みでもないかなと思いました、最初は。でもこれが、杯を重ねても飲み飽きない。後味が豊かだから、淡口のわりに飲みごたえもあります。14度にしては、アルコール感もいい感じにしっかり。美味しいやん!
温度が上がって常温くらいになると、少し味わい開きます。口当たりからおだやかな酸旨苦がふわっと出て、酸旨は少しふくらみます。でも雑味は出ません。やっぱりおだやかできれいな淡麗。
どちらが良いかは、もう好みの問題ですね。個人的には雪冷えのすっきりさが魅力だけど、常温でも全然あり。燗にしても良さそうだけど、1合だからその前にあっという間になくなってしまいました。
ただ、甘味はないので、単体で飲むよりは食事に合わせた方がより映えますね。なんとなく塩味で合わせたい。
というわけで作ったのは、「失敗しないビーフン風 塩だれ焼きそうめん」。数日前からなんとなくビーフンが食べたいなあと思ってたんです。それを、家にあったそうめんで代用。旨塩味がうんまあああ。創味シャンタンの旨塩味にお酒のやさしい旨味が引っ張られてふおおおお。うっま!!
実は僕、焼きそうめんは結構失敗を繰り返してきています。だから今回は、その失敗を繰り返さず、しかも美味しく見えるためのコツを詰め込みました。こちらのレシピ、おかげさまで現在、クックパッドの「焼きそうめん」レシピの人気検索で1位になっています。って、そんなジャンルがあるのか!
ジブリで例えると「もののけ姫」のアシタカ。しっかり辛口なんだけど、性格はやさしくおだやかです。
好き度:★★★★
我が名はアシタカ。
— きの (@life_is_2_long) 2024年4月8日
離婚伝説をリコンと呼ぶのかリコデンと呼ぶのかいい加減私に教えてくれ。
あとファン呼称はバツイチと言ってる人を見かけたがまことか。 pic.twitter.com/YCxhV7lXvh
【DATA】
蔵元:菊正宗酒造株式会社(兵庫県神戸市東灘区)
造り:普通酒
アルコール度数:14% ・・・ 低め
日本酒度:+10 ・・・ 大辛口
製造年月:2024年3月
え!? 日本酒度+10!?
辛口とは思ってたけど、こんなに高いとは思いませんでした。大辛口なのにやさしい!
関連記事: