【久保田 碧寿 山廃純米大吟醸】
純粋な 旨味がふわりと 上品に
久保田さん、こないだは千寿のアル添吟醸と純米吟醸の飲み比べをしたし、前に飲んだ萬寿も美味しかった。別ブランドの朝日山も含めて、今さらながら気になってる銘柄です。でも碧寿なんて、お店で置いてあるの見たことなかったんですよね。お店に入ってメニューを見た瞬間、迷わず注文しました。
香りはアルコール。でもこれが不思議に上品なんです。
口に含むと薄旨口。甘味も酸味もない純粋な旨味が上品にふわり。後半は、広がる旨味につられてほんのり苦味も出てくるけど、あくまでも上品。
薦められて、ぬる燗にもしてみました。そしたら旨味が優しく大きくなりました。苦味は減って、酸味がほんの少し出てきたかな。
合わせたのは、白子のココット。ほんのり七味の効いた白子&ご飯の滋味と香ばしさ。これが久保田さんにめちゃくちゃ合ってる。結婚(マリアージュ)しました。おめでとうございます！
スペックは、
造り：純米大吟醸 山廃 ･･･ 山廃でもクセはありません。
原料米：五百万石
精米歩合：50%
アルコール度数：15% ･･･ 普通
日本酒度：+2 ･･･ 普通。久保田のイメージからすると低いくらいですね
酸度：1.2 ･･･ こちらも低めです
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のセルム。原作にだけ登場する「森の人」です。火を嫌い、腐海に住み、蟲を友として生きる一族の長子。きれいな容姿をしているし、優しいし、ナウシカと結ばれるっぽいのに、恋なんて超越している不思議な雰囲気。甘味も酸味も脱ぎ捨てて、どこか研ぎ澄まされている感じがします。
満足度：★★★★
ナウシカの漫画読んでたらイケメンみつけた。セルム様です。 pic.twitter.com/XcTvWi3Xxr
— ミムラ (@mimura1112) 2021年9月9日
関連記事：
 |
|---|
