こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]特集・もう一度観たくなる「千と千尋の神隠し」

千と千尋の神隠し

今週、1/7(金)に、金曜ロードショーで「千と千尋の神隠し」が放送されます。

いかがですか?千と千尋の神隠し、ご覧になられますか?
前に見たからまあいいかな、って方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、この作品にはちょっと見ただけじゃわからない、いろんな裏設定や見方があるんです。それを知ってからもう一度作品を観ると、また違う味わいが出てきます。今回は、そんな風に、千と千尋の神隠しをもう一度観たくなる見どころや裏設定・見方を、お酒とともに紹介します。

ちなみにこの記事、「もう一度」と書いてはいますが、初めて見る方でも最後の部分以外は大丈夫です。

 

さて、ここは一応日本酒ブログですので、まずは千と千尋の神隠しに例えた中から、今いちばんおすすめの1本を紹介しましょう。

天美さん。2020年に新しくできたお蔵さんですが、一気に大人気銘柄になりました。どれを飲んでも美味しいんですが、特に今の時期にしか出てこない生酒が素晴らしいです。まだ飲んだことのない方は、ぜひ飲んでおくべき銘柄です。

 

それでは、以下、千と千尋の神隠しの見どころや裏設定、見方を紹介していきます。以下、より詳しい解説はリンク先に書いていますので、よろしければリンク先もご覧ください。

 

見どころは、千尋の成長!
主人公の千尋って、正直、最初のあたりはぐずぐず言ってばかりであんまりかわいくないんですよね。でもいろいろな経験を通じて成長し、最後の方ではとても良い顔になります。千尋の表情に注目して観るのも面白いですよ。

 

冒頭でお父さんが食べてるのは、シーラカンスの胃袋!
この作品で原画を担当していた米林宏昌さん(アリエッティとマーニーの監督)がTwitterで話されていました。

 

釜爺=宮崎監督
千尋を助けてくれる釜爺は、宮崎監督自身の投影です。宮崎作品には、主人公を助けてくれるお爺さんが時々登場しますが、そこにはほとんどの場合宮崎監督の「女の子と仲良くなって慕われたい」って願望が現れているんですよね。そう思って釜爺の登場シーンを見ると、新たな発見があるかもしれません。

 

リンは人間?白狐?
千尋を助けてくれる油屋の先輩・リン姉御。実はラフ画では白狐、映画のパンフレットでは人間と書いてあったそうです。でも僕は白狐説を採ります。理由は、
①油屋に千尋以外の人間がいるのは不自然
②パンフレットの文章は宮崎監督以外の人が書いた可能性が高い。一方、ラフ画を描いたのはおそらく宮崎監督自身。
の2点。それとは別に役割としてのリンは燐=鬼火と解釈する説もあります。リンには死をイメージさせる符丁がいくつかあると。
僕は前回観たときにはその視点はなかったので、今回確かめたいと思います。

 

銭婆と湯婆婆の名前は銭湯から?
湯婆婆と銭婆は、「銭湯」から分かれた名前を持つ双子の姉妹という説があります。で、湯婆婆は名前から「銭」がなくなったから、水には不自由しないけど銭に執着する。一方銭婆は、水の化身であるハクを追う。他にもその裏付けになるシーンがあるかもしれません。探してみましょう。

ちなみに、釜爺が宮崎監督なら、油屋はジブリのことだし、湯婆婆は鈴木敏夫さんと解釈することもできます。その見方で観るのも面白そう。

 

すいません、ここから先は、千と千尋の神隠しをまだ見たことない方にはお勧めしません。なぜかというと、映画をみてからこの解説を見た方が、よりびっくりして楽しめるからです。僕の大好きな「岡田斗司夫ゼミ」の「千と千尋の神隠し完全解説」の中で触れられている説なんですが、その論の組み立て方がめちゃくちゃ面白いんですよね。小さな疑問から思っても見なかった結論に導いてくれます。ぜひ、映画を観た後で下のリンク先に貼ってある動画を見てほしいです。

 

お母さんはなぜ千尋に冷たい?
ハクは千尋のお兄さん!?
これについてはここでは書ききれません。リンク先と、そこに貼った動画をご覧ください。ちょっと長いけど、めちゃくちゃ面白いですよ。

 

それでは、放送を楽しみにしましょう!

 

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