今回はいつもとちょっと趣向を変えて、銘柄の深掘りをしてみます。
その第1回は、月桂冠さん。大手酒蔵さんなんですが、それだけに、手に入りやすいものが多いですね。それでは早速、酒蔵さんの紹介と、これまで飲んできたお酒をまとめていきたいと思います。
月桂冠さんは、日本三大酒処(兵庫灘・京都伏見・広島西条)のひとつ・伏見を代表する日本酒メーカーです。創業は1637年と、江戸初期から続く老舗。売上高では、白鶴さんに次いで堂々の2位(2017帝国データバンク).の超大手です。公式サイトを見てみたら、日本酒メーカーで最初に研究所を作ったそうで、技術にはこだわりがある感じですね。
月桂冠のお酒、いろいろありますが、まずはTHE SHOTシリーズから紹介しましょう。
180mlのガラス瓶で、4種類とも274円(税込)のお手頃シリーズ。爽やか甘口の白、すっきりな黒、豊かな甘味の金、ジューシー甘口な赤。
このシリーズ、日本酒初心者の方が自分の好みを見つけるのには最適だと思うんです。4タイプそれぞれ方向性が違うし、名前から味わいが想像しやすい。なにより、コンビニやスーパーやドラッグストアで簡単に手に入るのが良いです。
あと、飲み終わったあとの瓶は、燗をつけたりお酒を小分けにしたりするのにめっちゃ便利!
ちなみに以前、ライバルの日本盛生原酒シリーズとTHE SHOTシリーズの比較したことがあるんですが、僕の好みでは月桂冠さんの圧勝でした。
続いて、どんどんお酒を紹介していきましょう。
まずはなんと言っても鳳麟さん。「大手メーカーのお酒なんて」って思ってる人は、ぜひ飲んでほしい本気の純米大吟醸です。ちょっとわがままだけどめちゃくちゃ美味しかった!
大手メーカーの技術力という意味では、びっくりなのが「純米大吟醸 生酒」。これ、生酒なのに常温保管が可能という凄いヤツなんです。こういうのが大手メーカーの強みですよね。
技術力という意味では、ノンアルコール日本酒風飲料の「スペシャルフリー」も面白い。まあこれは味わいとしてはまだ発展途上っぽいし、そもそも製造は月桂冠さんじゃないんですけどね。でも、他には見たことないノンアルコール日本酒というだけで凄いです。
スーパーでよく見るカップ酒「月」。もちろん、絶品激ウマとまでは言いません。でも、するする飲める美味しいカップ酒でしたよ。以前、大手メーカーのカップ酒と本気酒を飲み比べるという企画をやったんですが、白鶴・月桂冠・松竹梅・大関・日本盛の中で、カップ酒では僕はこの「月」が一番好きでした。
THE SHOTとは違うタイプのにごり酒。こちらの方がさらに低アルですね。
以上になります。また月桂冠さんのお酒を飲んだら、ここに追記していきたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。